みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
6月頃から収穫が始まる「カボチャ」。
7、8月そして9月頃には収穫が終わります。
漢字で「南瓜」と書きますね。
これは「南蛮渡来の瓜」という意味です。
ポルトガル人がカンボジアの産物として日本に伝えられたことから、
「カンボジア瓜」→「カボチャ瓜」→「カボチャ」
となったようです。
そんなカボチャは僕が大好きな野菜の1つです。
みなさんどんなカボチャ料理が好きですか?
僕は「カボチャの煮付け」です。
ちょっと甘辛いくらいに味付けしたものが好きですね。
年寄りみたいです・・・
というのも、祖父や祖母と一緒に暮らしていたせいもあり、小さい頃から祖母の作る料理を食べていました。
なので、小学校の頃から、「おから」「ひじき」「筑前煮」「どて煮」「なすの味噌煮」「漬け物」などなど、いわゆる「お袋の味」と言われるようなものが好きでした。
その中の1つが「カボチャの煮付け」だったんです。
味付けはこの辺りの甘辛い味付けでした。
僕の味覚の基礎となるものは、祖母の三河の味かもしれません。
シャレた食べ物をあまり食べたことのなかった僕が、カボチャ料理で衝撃を受けたのは「カボチャのコロッケ」でした。
カボチャと言うと「カボチャの煮付け」しか食べたことのなかった僕には、今で言うところの、
「なにこれ!めっちゃおいしい!」
という感じでした。
少し挽き肉もはいっていたりして・・・
衝撃の美味しさでした。
僕にとって。
それはいいとして、洋食でカボチャというと、代表的な料理は「カボチャのポタージュ」ですね。
クノールカップスープみたいなものしか食べたことのなかった僕が、初めて「カボチャのポタージュ」を食べたのはバイト先でした。
「え!カボチャのポタージュってこんなに美味しいの!」
そんな印象でした。
今はぼくにとって当たり前のようになっていますが、インスタントしか食べたことの無い人にとっては、別の食べ物のように思うかもしれませんね。
インスタントはインスタントで美味しいんですけどね。
でも一度手作りの「カボチャのポタージュ」を食べて欲しいですね。
美味しいですよ!
僕は子供が食べて「美味しい!」と言うと、なんだか安心します。
子供は正直ですからね。
その1つが「カボチャのポタージュ」です。
あとはカボチャをピューレにしたり、グラタンにしたり、バターソテーやガーリックソテーにしたりします。
最近はスライスして揚げて、トッピングにしているのをよく見かけますね。
8分の1くらいの大きさにき切ったカボチャをラップに包んで、レンジでチン。
あら熱が取れたら食べやすい大きさに切ってバタソテーすると美味しいてすよ。
あらかじめレンジで仲間で火を通しておけば、火の通りを気にすることがないですからね。
最後においしいカボチャの見分け方を紹介します。
まずは、じくが枯れているもの。
枯れていると言うか、しっかり乾燥しているものです。
熟している証拠です。
若すぎるものを食べて、「あんまり美味しくないなあ」という経験をされた方もいると思います。
ちゃんと熟しているものは美味しいですよ。
黄色みがかっているものもいいですね。
それから、持った時にずっしり重いもの。
実がきちんとできているということです。
あとはなるべく左右対称なものです。
いびつな形や、左右非対称、傷のついているもの何かしら問題ありです。
マズいということではなく、充分美味しいんですが、せっかくならよりよいものをということです。
何しろ全て農家の人達が一生懸命育てたものですからね。