高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

Read Article

いちじくジャムを作りました。

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

前回の続きです。

 

いちじくジャムを作りました。

 

 

いちじくジャムは、ジャム作りにハマるきっかけとなったジャムです。

 

それまでは興味はあるけど、それほど熱が入ることはありませんでした。

 

おふくろがジャム好きで、自己流でジャムをよく作っていますが、

 

「面倒なのによく作るなあ」

 

と思っていました。

 

あるとき親戚から、いちじくをたくさんいただきました。

 

「こんなにあっても食べきれんし、あげるほどキレイないちじくでもないし・・・お店で何か使えんか。」

 

とおふくろから言われました。

 

お店で上手く使えないか、何かできないかと考えました。

 

コンポートにもしましたが、まだ残っていました。

 

本当に贅沢な悩みです。

 

「ジャムにしたらいいじゃん!」

 

と思い、作り方を調べて作りました。

 

いちじくのジャムは作ったことが無く、これでいいのか?と味の判断も出来ずにいました。

 

とりあえず、買い物に行った時に「いちじくジャム」を見つけたら買ってきて、味見です。

 

「これは赤ワイン入れてあるなあ。」

 

「シナモンで香り付けしてある。」

 

食べてみると、なるほどこんな味かということもわかりました。

 

そしてもう1つわかったことは、「手作りの方が断然美味しい」ということです。

 

それまでは、いちご、りんご、オレンジなどたまに作っていましたが、ジャム作りにハマるきっかけは「いちじく」でした。

 

そしてそのジャム作りに更に興味をわかせてくれた出来事があります。

 

「瀬戸内ジャムズガーデン」

 

という、山口県にあるジャム専門店のジャムをいただいたことです。

 

広島にいる友人が、わざわざ愛知にまで足を伸ばして遊びにきてくれました。

 

そのときいただいたのが、「瀬戸内ジャムズガーデン」さんのジャムでした。

 

手作りというのがわかる、すごくおいしいジャムでした。

 

「今一番のお気に入り」ということで、友人夫婦からのプレゼントでした。

 

「なんだこれ!素朴な感じがするけどすごく美味しい。」

 

すぐにネットで調べました。

 

オーナーの熱いジャムへの思いが伝わり、さらにジャム作りへの興味が湧いてきました。

 

素材の味をシンプルに味わえるおいしいジャムを目標にいつも作っています。

 

作るたびに、

 

「やっぱり手作りはおいしいなあ。」

 

と思います。

 

ところで、「コンフィチュール」って聞いたことありますか。

 

最近よく聞きますよね。

 

フランス語でジャムのことなんです。

 

日本では、「ジャム」と「コンフィチュール」の区別はハッキリしていません。

 

「コンフィチュール」と言えば、何となくオシャレな感じがしますね。

 

「香水」じゃなくて「パフューム」みたいに・・・

 

しかし厳密には違いがあります。

 

「コンフィチュール」とは、砂糖で果汁を侵出させ、果汁だけを煮詰めた後に果肉を漬けます。

 

一方「ジャム」は果実、野菜、花弁などに砂糖などを加えてゼリー化するまで加熱したもの、と定義されています。

 

ジャムの方が凝固している感じで、パンにも塗りやすいです。

 

コンフィチュールはジャムに比べるとさらっとしています。

 

語源も「ジャム jam 」は「ぎっしり詰め込む」という意味があります。

 

「コンフィチュール confiture」は「コンフィ confit」が語源で、「砂糖や酢、あるいは油などに漬けた」という意味です。

 

食材の状態や形状のことではなく、食材を保存すること」を目的としています。

 

と細かいことを言えば以上のような違いはありますが、美味しかったらいいかな!

 

あと今欲しいのは、ジャム作り用の銅鍋か銅のボールかなあ。

 

Return Top