みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
夏の代表的な花「ひまわり」
「ひまわり」から油が採れるって知っていますか?
日本では食用油と言うと、大豆、菜種、とうもろこし、紅花、ごまなどが一般的ですね。
フランスで一般的な油は「ひまわり油」です。
日本では昔から「サンフラワー油」として知られていますが、あまり馴染みがないかもしれないですねですね。
ひまわりと言うと、ハム太郎も大好きな「ひまわりの種」
おつまみでもありますね。
そのひまわりの種から油を採ります。
フランス料理でよく使われる油は他に、オリーブ油、ピーナッツ油、ヘーゼルナッツ油、松の実油、アーモンド油、グレープシード油、クルミ油などなど色々な油を使い楽しませてくれます。
その他、少し前から「アルガンオイル」というモロッコで採れる高級油が流行っていますね。
他にもアマニ油、米油、綿実油、マカダミアンナッツ油、ココナッツ油、パーム油など色々なものがあります。
僕が好きなのは「綿実油」や「ひまわり油」ですね。
両方ともクセはなく、香りも強くありません。
特に綿実油はサラッと軽いのにコクがあり、ほんとうにおいしいです。
しかしめちゃくちゃ高いです。
以前はドレッシングに使っていました。
もちろん今でも使いたいのですが、値上がりもあり使うのを断念。
原価率等を考えるとなかなか使うのが難しいかなあ・・・・と。
もちろん油はいいものを使いたいので、また使い始めるかもしれませんよ。
美味しいのでオススメですが、手に入りづらいのが難点です。
あまり売ってません。
今ならネットで買えますが・・・
あと油で驚いたのは、ホテル時代にホテル内の天ぷら店で使っていた「ごま油」です。
ごま油なのに、ごまの香りがほんのりとして、サラッと軽い。
見た目も透明に近く、「いい油」って言うのがみてわかります。
値段も目が飛び出るような価格でした。
しかもそれを3回使ったら捨てる!
「え!もったいない・・・」
そのかわりに、天ぷらのお値段も目が飛び出ますが・・・(笑)
また油はどれくらいまで使えるか、見分け方がありますので紹介します。
まずはニオイ。
加熱した時に嫌なニオイがしたら換え時です。
これはいつも使っていればわかると思います。
あとは色が濃くなってきたり、泡が消えにくくなってきたりしたら交換時ですね。
180℃くらいで煙が上がったり、逆に温度が下がった時に粘りがあったりする時も交換した方がいいですね。
昔から梅干しを焦げるまであげるとか、水分の多い野菜を入れると油が若返ると言われますが、これは迷信なので信じないでください。
油は元には戻りませんよ。
ということで、今回は油について少し書いてみました。
あ、あとオリーブ油はヘルシーだからとたくさん使っていたりしますが、油は油、高カロリーですからお間違えなく!