みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
突然ですが、『SDGs』ってご存知ですか?
「聞いたことあるなあ」
という方が多いかと思います。
僕自身、新聞で見にすることも多く、テレビやラジオで聞くことも多くありました。
しかし、
「経済か金融関係のことかなあ」
「自分には関係ないことだろうな」
と思ってそれほど興味も持たず、聞き流していました。
ある時ラジオを聞いていたら、
「怠け者でもできるSDGs」
ということで話していました。
「例えば、ジュースを入れたコップが水滴で濡れていたら、それをティッシュで拭かずにタオルで拭くことがSDGsになるんです。」
と言っていることが耳に入ってきました。
「いやいや、そういうこと日本人が『もったいない』って昔からやってることじゃん。」
と思い、
「ん?SDGsって何なんだ?」
と急に興味を持つようになりました。
今まで全く関係ないと思っていたことが、急に身近に感じ始めた瞬間でした。
そもそも『SDGs』とは?
ここで詳しく話すのも長くなるので、僕なりに説明してみますね。
『Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)』
の略なんですが、何のことかよくわかりませんよね。
貧困や飢餓、環境問題など、国際社会の抱える課題を克服するために、2015年に採択された持続可能な開発目標。
世界を変えるための17の目標として、色々な色のピクトグラムみたいな表を目にしますね。
2030年までの国際目標で、
「だれ一人として取り残さない」
とスローガンを掲げ、先進国と発展途上国が一丸となって、これらの目標に向かっていくというものです。
「えぇ!2030年までに!」
とは初めに聞いたときは驚きました。
「もうすぐじゃん!」
その目標というのは、
「貧困を無くそう」
「飢餓をゼロに」
「すべての人に健康と福祉を」
などなどがあります。
これらもザックリしていて何だかあまり身近には感じないような気もします。
そこで身近に感じる事例として、飲食店が取り組む『SDGs』として
「スターバックス」
を例にとってみます。
スターバックスと言うと、環境への取り組みで先進的な代表企業の1つですね。
「2020年中にプラスチックストローの使用を廃止」したり、
「コーヒー豆のカスを飼料や肥料にして食品を循環」させたり、
「タンブラーの持ち込みで割引を適用して使い捨て容器を減らす取り組み」をしたりしています。
そんなスターバックスが2030年までに達成する3つの目標があるんです。
「自社工場や店舗などで排出する二酸化炭素の排出量を50%削減すること」
「事業やコーヒー豆の生産での水の使用量を50%削減すること」
「店舗や工場から出る埋め立てられるゴミの量を50%削減すること」
を掲げています。
そしてこれらを達成するために、
「植物由来の食品や環境に優しいメニューを増やすこと」
などの5つの戦略も発表されています。
これらの目標や戦略が、スターバックスが顧客から求められ続けるブランドを構築して、業績アップに繋がると考えているそうです。
これらの取り組みが『SDGs』の掲げた17の目標の中でも色々な目標に当てはまります。
世界中から愛されているスターバックスは『SDGs』においても先進的な取り組みをしているということがわかります。
僕たち飲食店において大切なことは、『SDGs』っを意識するというよりも、地球環境や、働き方など、何でもいいので、興味を持って取り組んでいくことだと思います。
ちょっとしたことでいいと思うんです。
いつもしていることでいいんです。
ゴミをしっかり分別する。
捨てるものを極力少なくする。
そのためには、ゴミとなるものが少ない容器だったり、食材自体の廃棄する量を少なくする。
また少なくするためにはどうしたらいいのか。
そんなことを少しでいいいので考えて意識していくことが食料問題や環境問題、そして『SDGs』へと繋がっていくと思います。
僕自身は特に食料廃棄問題などが興味あるところです。
あれ?なんだかめっちゃ『SDGs』に熱い人みたいになってる!
大きな企業のようにはいきませんが、一人一人が少しでいいので意識していくことが大切かなって思います。
ちょっとでも興味を持っていただけたら、色々な場面で『SDGs』って言葉が耳に入ってくると思いますよ。