みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
みなさんは「芋類」はどのように扱っていますか?
用途によって下準備の仕方は色々です。
僕の場合は、付け合わせに使うので、基本は皮付きのまま茹でることが多いです。
ジャガイモを使うことが多いですが、今の時期はおいしい里芋も使います。
ジャガイモのピューレやマッシュポテトなどを作る時は、皮付きのジャガイモをそのまま茹でてから、熱いうちに皮を剥いてから、潰したり網で漉したりします。
その方が余分な水分を吸収すること無く美味しく出来上がります。
僕は朝の時間の無いときや、ジャガイモが大きいときなどは、皮を剥いてから茹でたりもします。
そんな時は、茹でて柔らかくなったら、お湯を捨てて、それからジャガイモの余分な水分を飛ばしてから仕上げていきます。
その一手間が大きな違いになります。
里芋も皮付きでゆでてから、皮を剥いてバターソテーしたりします。
今はたくさんの里芋が売られていますが、その中でも「セレベス」とか「赤目」とか言われる里芋が好きでよく使います。
ブログにもことあるごとに、この「セレベス」のことを書いています・・・
この「セレベス」はインドネシアのセレベス島から伝わったとされる里芋で、その島の名前がつけられています。
芽が赤いのが特徴です。
また他の里芋ほどヌメリがなく、比較的調理がしやすいです。
祖父や祖母と一緒に暮らしていたので、里芋は小さい頃から食卓によく出てきた大好きな食材です。
里芋の煮物があると、そればかり食べていました。
でこぼこした形の里芋を生のまま剥いてから調理していたのを見て、
「面倒くさそうだなあ・・・」
と小さいながら思っていました。
里芋の煮物と言うと、お弁当によく母親が入れてくれたのはいいんですが、いつも汁がこぼれてしみ出していたなあ・・・
とそんな想い出があります。
僕はそんな感じで、小さい頃から馴染みのあった里芋ですが、知り合いに家の畑でとれた里芋を送ったところ、
「どうやって調理するの?」
と聞かれたことがあります。
「確かにあまり使わない食材のひとつなのかなあ・・・」
と思った出来事でした。
芽が赤いのがセレベスの特徴です。
最後に、よくテイクアウトメニューについての問い合わせがあるので、写真ですが載せておきます。
よろしくお願いいたします。