みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
この時期の代表的な野菜の1つに「ブロッコリー」と「カリフラワー」があります。
この2つの野菜は親戚と言うか、兄弟と言うか、親子と言うか、家族と言うか・・・
とにかく似ています。
もともと野生のキャベツの花蕾(からい・・・つぼみのことです)が肥大したものが「ブロッコリー」に突然変異し、それを品種改良して出来たのが「カリフラワー」と言われています。
第2次大戦後、西洋文化の広まりと共に日本に広がったのは実は「カリフラワー」なんです。
しかし今ではブロッコリーの方が多く出回るようになっています。
生産量もブロッコリーはカリフラワーの8倍となっています。
最近では認知度も上がってきている「ロマネスコ」という野菜があります。
ヨーロッパでは一般的な野菜ですが、日本ではまだまだ生産量が少ないです。
この地域で少ないですが生産されています。
産直やスーパーでもたまに売っていますよ。
初めて見たのはフランスのレストランで働いていた時です。
「何だこれ!ちょっと気持ち悪いなあ・・・」
そう思いました。
この地域でも作っていることに驚きと感激です。
毎年この時期に産直に並んでいるので購入してきます。
色も食感もブロッコリーとカリフラワーの中間です。
調理方も同じようにすればいいですよ。
ロマネスコ最大の特徴は花の蕾の粒が集まった「花蕾(からい)」姿です。
この花蕾が全体に螺旋状になっています。
そしてよく見ると、1つ1つの塊を見ても同じように螺旋形を描いているんです。
この形状は「フラクタル(自己相似)」と呼ばれる幾何学構造です。
最近はオシャレなイタリアンなんかでパスタに使われたりしていますね。
みなさんも見つけたら、挑戦してみてくださいね。
アップにするとちょっと気持ち悪い感じもしますが、サンゴ礁みたいですよね。
その通り別名「サンゴ礁」とも呼ばれているんですよ。