みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
愛知県に緊急事態宣言が発令されてからは、やはりお客様の来店が減っています。
感染拡大防止の観点からはいいことです・・・が、飲食店にとってはそうも言ってられません。
当店は午後5時閉店です。
現在出されている「時間短縮営業」の要請には関係ないので、協力金は給付されることはありません。
残念ながら。
「不要不急の外出は控えるように」と各メディアで毎日のように伝えられます。
もちろんモーニングやランチにも影響は出てきます。
しかしながら、こんなところでうだうだ言っていても何も出てきません。
出るのは「ため息だけ・・・」
上手いこと言うねえ!
そんなこと言われても、何も出てきません・・・
こんな気持ちが沈んだ時に出るのが「ため息」です。
「ため息をつくと幸せが逃げる」
なんて言葉があります。
自分でため息をついたり、人がため息をついたりするのを聞いても、
「あ〜、大変そうだなあ。辛そう・・・」
みたいに、こちらまで気持ちがめいってしまうこともありますね。
しかし、「ため息」は実は「体にいいもの」なんだそうです。
「え!そうなの!」
ため息は、バランスが崩れた自律神経の働きを回復させようとする「体の作用」なんです。
心配事や悩みがあると、体は緊張して硬くなるそうです。
そうすると、呼吸が浅くなり、血液中の酸素が不足気味になるんです。
(すいません、ここから少し説明が長くなりますがお付き合いくださいね。ため息の効果を解明していきますから。)
それを補うために体は「交感神経」を働かせて血管を収縮させます。
それにより血圧を上げて、全身へ酸素を供給させるわけなんです。
「交感神経」とは自律神経の一種です。
血圧や心拍数を高めて、体を活性化する作用を持っています。
一方、体をリラックスさせるのが「副交感神経」です。
ちょうど「アクセル」と「ブレーキ」のような関係ですね。
「交感神経」「副交感神経」は有名なので、みなさんもご存知の方も多いかもしれませんね。
心配ごとを抱えた人の自律神経は、交感神経が優位に偏りがちになります。
その偏りを解消するのが「ため息」なんです。
息を「ふーっ」と吐くことで、浅くなった呼吸が深くなり、副交感神経がしっかりと働くんだそうです。
緊張した時「深呼吸」をするのも同じということを聞いたことがあります。
元巨人の上原投手は、「ここぞ!」というときは必ず投球前に、無意識のうちに「ふーっ」と大きく息を吐いていたというのを聞いたことがあります。
あとからVTRを見てわかったそうです。
「交感神経」と「副交感神経」が一日のうちでバランスを取りながら働くことで、健康な体を維持しているということです。
なので、現代のようにストレスの多い状態にあると、交感神経が優位な状態に偏ってしまい、体調を崩す人が多いんだそうです。
いったん優位になった交感神経は、放っておくと2時間は元に戻らないそうです。
夜遅くに仕事したり、遊んだりして興奮状態にあると、交感神経が優位になっているので、なかなか寝られないんです。
そんな時は、深く深呼吸したり、お風呂に入ってリラックスしたりするといいんですよ。
しかしながら、体が疲れきって、自律神経の働きが全体に低下して、アクセルもブレーキも効かない状態になっているとなんと、「ため息」も出なくなるそうです!
それは、「ため息をつきたいことに、自分でも気付かない状態」なのかもしれないそうです。
だから、「ため息」が出る状態は、体がリカバリーしようとしているので、まだいいと思っていいそうですよ。
しかし「ため息」はストレスのサインでもあるので、自分でどう受け止めるか・・・ですね。
長くなりましたが、こんな感じで、ため息をつくのも、
「悪くないだろう!」
と自分への慰めの言葉・・・ですね。
多すぎるのは良くないですが、どんどん「ため息」をつきましょう!
最後に、久しぶりにクッキーを焼きました。
バター、小麦粉、砂糖、卵白のみで作るシンプルな「バタークッキー」です。
店頭で販売しています。
クッキーだけのお買い求めも出来ますので、どうぞ御来店お待ちしております。
テイクアウトも継続していますので、こちらもよろしくお願いいたします。