みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
佐賀県の知り合いから「金太郎デコ」が届きました。
毎年送ってきてくれています。
初めて食べたときは、そのジューシーさと甘さに驚きました!
普通のデコポンよりも更にです。
「デコポン」自体がある基準を満たさないと名乗れないものなので、本当に手をかけて作られていることがわかります。
ちなみに「デコポン」は「不知火(しらぬひ)」と呼ばれる品種で、「デコポン」というのは登録商標なんです。
つまり「デコポン」とは他のものとしっかり区別するための商品名のなんです。
「デコポン」と名乗るには、「不知火」の中で、糖度13度以上であることやクエン酸1.0以下などの基準を満たさなければいけません。
何でも言えることですが、手をかけるだけ美味しくなるんだと思います。
いつもありがとうございます。
そんな彼は佐賀県でレストランを経営しています。
しかし出身は福島県です。
実家は桃やリンゴ、ぶどうなどを栽培している果物農家です。
東日本大震災のときは風評被害に会い、果物が売れなくなったそうです。
しかしながらいつも購入してくれている方々からの応援でなんとか売ることができたそうです。
そんな話しを聞いたのもつい先日のようです。
もしかするとそんな風評被害で経営が苦しくなったところもあったでしょう。
そしてあれから10年が経ち、今度は新型コロナウイルスという新たな危機において、そんな食材を使う飲食店が苦しんでいます。
一生懸命においしい野菜や果物を作っても、使ってくれる飲食店がなかなか思うように使えない状態です。
しかし、今回送ってもらったような良い食材を手にすると、やっぱり嬉しくてワクワクします。
そうした良い食材を手にすると、食材から力をもらえるような気がします。
今のような状況においても立ち止まらず、さらに良い食材を見分けられる力、見つけることに力を注いでいくことも必要だと感じました。