高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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イチゴのジャムがやっとできた!

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

「イチゴのジャムはありますか?」

 

そう聞かれることがよくあります。

 

「すいません、ないんですよ・・・」

 

本当は作りたいんです。

 

でも、ジャム用のイチゴがなかなか手に入らないんです・・・

 

以前はイチゴを親戚が作っていたりして、イチゴを入手することができました。

 

今はそんな入手ルートもなくなってしまい、運が良ければジャム用のイチゴが売っているところに出会うことができます。

 

今回はたまたまそんなイチゴを入手することができました。

 

熊本県産の「ゆうべに」という品種です。

 

 

この「ゆうべに」という品種は熊本県が力を入れているイチゴのようで、ホームページなんかも凝って作ってあります。

 

2015年に誕生した品種で、約10年の研究を経て誕生したイチゴなんです。

 

大玉で綺麗な円錐形をしています。

 

甘みと酸味のバランスがよく、たっぷりの果汁と芳醇な香りが特徴です。

 

また鮮やかな紅色をしているのも特徴の1つです。

 

熊本の「熊(音読みで『ゆう』)」とイチゴの「紅(べに)色」を合わせてできた名前なんだそうです。

 

その「ゆうべに」を使ってイチゴジャムを作りました。

 

洗ってからヘタをとって、

半分にしてから、分量の砂糖を入れてしばらく置いておきます。

 

イチゴの水分を出して、加熱時間を短くさせます。

 

砂糖はグラニュー糖の方が雑味が無く、スッキリした味になるような気がしますが、今回はあえて上白糖で作りました。

 

焦げやすいことや色が少し悪くなる難点があります。

 

昔祖母やおふくろが作っていたイチゴジャムをイメージして作ってみました。

 

「田舎風」「昔風」とでも言ったらいいでしょうか。

 

ある程度煮詰まってきたら、ハンドミキサーで少し粒が残るように混ぜます。

 

ここからまた煮詰めていきます。

 

煮詰めれば「とろみ」も出ますが、あまり長く煮詰めていると、ペクチンの効力が弱まってしまったり、色が悪くなったりするので、その辺は好みですね。

 

ペクチンは熱に弱く、「100℃で20分以上加熱する」と壊れてしまうんです。

 

でも今回はもう少し煮詰めていました。

 

なので、ペクチンを補充するために最後にレモン果汁を加えました。

 

こんな感じです。

 

まだ空気が入っているので白っぽく濁っていますが、落ち着けば透明感が出てきます。

 

ミキサーを使わずに煮ていけば、もっと透明感のあるジャムになります。

 

 

 

最後に瓶詰めして出来上がりです。

 

今回もほぼ趣味です。

 

原価計算したら、ほとんど儲けはありません・・・

 

でも、やっぱり人気のイチゴジャムを作りたかったので、まあ仕方ないです。

 

とは言え、きちんと売らなければ・・・

 

よろしかったらご賞味ください。

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