みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
新玉ねぎが出始めてしばらく経ちました。
しかし、まだ新玉ねぎのようにみずみずしいものはあります。
サラダにしても、みずみずしくて甘くておいしいですし、少し火を入れるだけでとても甘くて美味しい玉ねぎになります。
カレーに入れる玉ねぎを炒めました。
本当は水分の少ない玉ねぎの方が、色づきも良く、早く炒めることができ、甘くコクのある玉ねぎになります。
反対に、水分の多い新玉ねぎは、なかなか色づかず、炒めるのに時間もかかります。
色づくことで(メイラード効果と言います。)、コクや味に深みが出てきます。
甘みも強いですが、このコクに甘さが隠れてしまいます。
そのバランスがいいんです。
今回は水分の多い玉ねぎを炒めました。
なかなか色づきませんが、その代わりに甘みがものすごい引き立っています。
めちゃくちゃ甘くなりました!
「砂糖たくさん入れたみたいに甘いなあ」
というくらい甘いです。
『玉ねぎは炒めると甘くなる』と言いますが、本当は甘さは変わらないんです!
水にさらしたり、炒めたりすると、辛み成分が揮発していって、隠れていた甘さが引き立ってくるんです。
今回のカレーは甘くなるかなあ?
比較で水分の少ない玉ねぎを炒めた時の写真も載せます。
炒めた時間は、上の方が断然長いんですが・・・