みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
ランチの時間に、東京のホテル時代の後輩にあたる「M」くん家族が来店してくれました。
現在は名古屋のホテルで働いています。
しかしこの夏に実家のある鹿児島に戻るということで、名古屋を離れる前にわざわざ遠い所から足を伸ばしてくれました。
こうして来店してもらえるのは、うれしいことですね。
それほど忙しくなかったので、色々話すことができました。
自分も同じように実家のある高浜に戻って来た身なので、なんだか懐かしいと言うか、彼も自分一人ではないので、色々考えて決断したんだろうなあと思いました。
どうか身体には気をつけて頑張って欲しいと思います。
そんな彼から、とても嬉しいお土産をいただきました。
街中に行くことも少なく、田舎(都会に比べてという意味で)にいるとなかなかお目に掛かることのない、都会の香りのする?オシャレなもの・・・
たまにそんな香りのするものをいただくとテンションが上がります。
「キャー!!」
声には出しませんでしたが、心の中で叫んでいました!
「エシレだ・・・」
『エシレ』はフランスでも一目置かれる高級バターです。
フランスでは色々な農産物に「A.O.C 原産地呼称統制」という認証を与えています。(現在はEUによりA.O.P.という認定になりました。)
その土地の伝統的な農産物の保護を目的として、製造地域や原料、製造工程などの規定を満たした商品にのみ付与する認証なんです。
フランス国内のバターでは初で、バター自体その認定を受けているものは少ないんです。
そんなバターを使った「マドレーヌ」と「フィナンシェ」です。
美味しいに決まってます!
「フィナンシェ」は僕が洋菓子の中で一番好きな焼き菓子です。
営業が終わってから、味わうようにいただきました。
もちろん美味しかったです。
バターの香りがしっかりしてコクがありながら、しつこくありません。
後味もサラッとしていますが、味と香りの余韻はしっかりとあります。
フランスのバターは基本的に発酵バターで、その中でも『エシレ』は軽い口当たりです。
日本でもおなじみの高級バター『カルピスバター』にも近いかもしれません。
カルピスバターも軽くて、バター臭さは無く、とても美味しいです。
勤めていたホテルで使用していたバターはすべて『カルピスバター』でした。
今考えればスゴいことです。
でもそれが当たり前なんで、ありがたみが少なかったような気がします・・・
そんな話しはまたの機会に・・・
とにかく,久しぶりに都会の香りのするお土産に興奮したというお話でした・・・(笑)
たまに都会に行って、目と気持ちを洗練させないと・・・
でもたまに行くと疲れるだろうなあ・・・(笑)