高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

Read Article

「いちじく」って大昔からあったんですよ。

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

「いちじく」が出始めましたね。

 

それを見て、

 

「ジャム作んなきゃ!」

 

と思いました。

 

毎年いちじくが旬を迎えてたくさん出回るようになったら,ジャムづくりをしています。

 

(ジャム用なので、少し傷んだところも見えますが・・・)

 

西三河はイチジクの産地でもあるので、みなさん馴染みが深い果物の1つだと思います。

 

家の畑にもいちじくの木があったので、それを食べたり、よく親戚や近所の方にもいただいたりしました。

 

そのまま食べるのが当たり前。

 

というかそれが一番美味しいと思っていました。

 

でも、「いちじく」にはあまり馴染みの無かったスタッフ「K」は、

 

「え、生で食べたことほとんどないよ。」

 

と言っていました。

 

そんな感じで、「いちじく」が身近にあった僕にとって、それほど特別な物ではありませんでした。

 

東京で仕事をしていても、

 

「いちじくは『愛知県産』が良い」

 

ということを言われました。

 

またよく「愛知県産」というカードの入った「いちじく」を見かけました。

 

そんなものを見ると嬉しくなりました。

 

そしてビックリしたのは、その値段!

 

いつも貰ってばかりいた「いちじく」ですが、買うと意外と「高い」ということに気付きました。

 

「え!こんなにするの!」

 

と思っていました。

 

そんな「いちじく」ですが、歴史はものすごく古いんです。

 

現在のイラク周辺で6000年以上前から栽培されていたとされています。

 

古代エジプトの壁画にも描かれていますし、旧約聖書の中では、『アダムとイブ』が身体を隠す腰ミノを作るのに「いちじく」の葉を使ったという逸話があるほどです。

 

日本へは江戸時代に中国から伝わったとされています。

 

「いちじく」の歴史からしたら、つい最近日本に渡ってきたようなものですね。

 

みなさんご存知のように、「いちじく」は漢字で「無花果」です。

 

「いちじく」の実は内側に空洞がある袋状になっていて、その内側に小さな花をたくさんつけます。

 

つまり、普段食べているところは『花』の部分なんです。

 

なぜこのようなかたちに進化したのかは「イチジクコバチ」という蜂が大きく関わっているそうです。

 

この蜂はいちじくのおしりにある小さな穴から入り込んで、中に卵を産み、孵化した幼虫は成虫になるまでいちじくの中で過ごし、成虫になったら、体に花粉をたっぷりつけて他のいちじくに産卵しに行くということです。

 

そのおかげで受粉をすることができるんです。

 

虫や鳥って、こうした果物や野菜、花の受粉に大きく関わっていますね。

 

最後にジャムづくりの一コマです。

 

いちじくジャムができました。

 

どうぞご賞味ください。

 

なお8月22日(日)・23日(月)は定休日

24日(火)は臨時休業とさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

Return Top