高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

Read Article

紫芋で鮮やかな色に!

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

先日産直に行くと、「サツマイモ」が売っていました。

 

その中に『紫芋』もありました。

 

早速購入!

 

ポタージュを作ることにしました。

 

 

下は皮を剥いた状態です。

 

紫芋の中身の紫色の色素は「アントシアニン」という色素で、ポリフェノールの一種です。

 

ブルーベリーや紫キャベツなどにも含まれています。

 

「アントシアニン」って聞いたことあるなあ?

 

最近では『視力回復』など、目の機能の改善が期待できるものとして認知度が上がりました。

 

もう1つ「ポリフェノール」もよく聞く言葉ですよね。

 

「ポリフェノール」は、ほとんどの植物に存在する苦みや色素の成分です。

 

抗酸化作用が強く、動脈硬化などの生活習慣病の予防に役立つとされています。

 

「アントシアニン」の他にも良く知られているものがたくさんあります。

 

「カテキン」「カカオポリフェノール」「ルチン」「コーヒーポリフェノール」「クルクミン」などがあります。

 

ということで、ポタージュづくり。

 

 

玉ねぎと紫芋、そして甘みを出すために普通のサツマイモも入れました。

 

紫芋は甘みが弱いので、それを補うためです。

 

炒めてから煮ていくと、こんな色になってきます。

 

 

芋が柔らかくなってきたら、ハンドミキサーで回してから漉します。

 

すると、こんな鮮やかな色になります。

 

 

「わお!めっちゃイイ色!」

 

綺麗な紫色と言うかマゼンダ色っぽくもあります。

 

ところで「紅芋」と言うよく似たサツマイモもあります。

 

こちらは沖縄で生産されているサツマイモです。

 

紅芋:中身が赤紫色の品種。甘みが強い。

紫芋:中身が紫色の品種。甘みはやや弱い。

 

そして沖縄県産の生の「紅芋」は本州では見かけることはありません。

 

なぜか?

 

これは、紅芋に被害を与える病害虫の中には沖縄県のみに生息している種類があるんです。

 

そのため、病害虫の蔓延を防ぐ目的で沖縄県産の「紅芋」を生のまま他県に持ち出すこと自体が法律で禁止されているんですよ!

 

だからお菓子などの加工品ではよく見かけるのに、生の紅芋が流通していないんです。

 

これから僕も大好きな『焼き芋』の季節がやってきます!

 

楽しみ〜!

Return Top