みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
朝晩がだいぶ過ごしやすくなり、夏も終わろうとしていますが、畑ではナスやピーマンがまだ元気に育っています。
とれたての野菜は”ピカピカ”していますね。
ところで「ナス」の旬は『夏』なのか『秋』なのか?
夏野菜というイメージもありますが、「秋ナス」が美味しいのもよく知られていることです。
答えは、「どちらも旬」なんです。
6月から9月頃が旬と言われています。
「秋ナス」が美味しいと言われるのは、気候が落ち着いた頃に実るからです。
実は夏の気候はナスにとっても辛いんです。
夏の間は実をつけるのが精一杯で、アミノ酸などのうま味を充実する余裕がありません。
「秋ナスを嫁に食わすな」
という言葉があります。
「美味しいから嫁に食べさせるのはもったいない」
という意地悪な意味と、
「体を冷やすから良くない」
という意味があります。
秋ナスが美味しいのはわかりますが、「体を冷やす」のは本当なのか?
答えは「体を冷やす」というよりは「体温を上がりにくくする」ようです。
ナスには利尿効果のある「カリウム」が多く含まれています。
尿が排出される際、体の熱も奪って外に出します。
また「カリウム」は体から過剰な塩分を排出する効果もあります。
その時には血圧の下がります。
血圧が下がると血液の流れがゆっくりになるので、体温が上がりにくくなります。
という訳なんです。
夏も終わりに近づいてきました。
これから出てくるナスは、より美味しくなるということですね!
「秋ナス」は、より柔らかくみずみずしくなりますよ!
食べ過ぎないようにしないといけませんね。
最後にクイズです。
この小さな葉っぱはなんでしょうか?
なんか見たことあるような・・・
答えは『ニンジン』です。
お盆前に蒔いた種がもうこんなに大きくなってきましたよ。