みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
『プチ・デジュネ(petit déjeuner)』
あまり聞き慣れない言葉ですよね。
フランス語で「朝食」という意味です。
ちなみに『デジュネ(déjeuner)』は「昼食」という意味です。
つまり「プチ・デジュネ」は「小さな昼食・ちょっとした昼食」ということになります。
フランスの朝食・・・
なんかおしゃれだなあ・・・
と思われるかもしれませんが、家庭で食べる朝食はシンプルです。
そうですね、日本で言うなら
「ご飯とみそ汁とお漬け物」
みたいな感じだと思います。
朝食には欠かせない、たっぷりの「カフェ・オレ」
そして「クロワッサン」か「バケット」
あとは「バター」と「ジャム(コンフィチュール)」
そんな感じです。
ホテルなんかに泊まると、オレンジジュースやヨーグルト、パン・オ・ショコラなんかも付いてきます。
でも、カフェ・オレ、バケット、バター、ジャムでけでも、なんだかオシャレですよね。
僕は初めて一人で泊まったパリのホテル(駅近くの小さなホテルです)で食べた朝食が美味しすぎて、その後もホテルに泊まった時は絶対朝食付きにしていました。
その後も高級ホテルに泊まることは一度もありませんでしたが・・・
街の小さなホテルって、それぞれ味があっていいんですよね。(負け惜しみではないですよ(笑))
何がそんなに美味しいのか?
まずパンが断然美味しいです。
バターは発酵バターで、日本の物とは少し違いますが、僕はその違いがなんだか
「日本とは違う!外国だ!」
という感じがして、より美味しく感じてしまったのかとも思います・・・
カフェ・オレも日本のようなコーヒーではなく、濃いめに落としたコーヒーです。
そのコーヒーと牛乳を半分ずつ。
ジャムもおいしいんですよ!
僕はアプリコットのジャムの美味しさを、ここで覚えました。
今もパン(バケット)は大好きですが、年を取ったのか
「やっぱりご飯はうまい!」
と思います。
若い時はご飯無しでも大丈夫。
パンだけ食べていても苦になりませんでした。
フランスにいた時も、パンが美味しすぎてパンばかり食べていましたが、ご飯は恋しくなりませんでした。(フランスは嫌いになりかけましたが・・・)
こんなこと書いてたら、美味しい「プチ・デジュネ」を食べたくなってきました!
晴れた気持ちのいいテラスで、時間を気にせずゆっくり朝食でも食べたいものですね。