みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
今回は産直で「聖護院大根」を見つけたので、早速購入!
頭の中では、付け合わせやポタージュにしようと考えていました。
「聖護院大根」?
「聖護院カブ」はよく知ってるけど、「聖護院大根」は知らないなあ・・・
という方もいるかもしれませんね。
「聖護院カブ」は」千枚漬けが有名ですね。
そんな「聖護院大根」は、肉質はきめ細かく、長時間煮ても煮崩れしないので、おでんや煮物にオススメなんです。
煮くずれないとはいえ、口の中でフワッと崩れる柔らかさと、とろけるような口当たりを楽しむことができます。
辛みが少なく、甘みがあるので、聖護院カブのように千枚漬けにしたり、サラダにしても美味しいです。
この「聖護院大根」は伝統的な京野菜として知られていますが、実はもともとは尾張国、つまり愛知県で栽培されていた大根から改良されて作られて大根なんだそうです。
現在の左京区聖護院の金戒光明寺に奉納された大根を近くの農家が貰い受け、栽培したことに由来するそうです。
もともとは普通の大根のような形をしていましたが、太くて短い形のものを選んで採種、栽培を続けていくうちに丸形になり、それを育成されるようになりました。
作物を栽培するのに適した耕土層が浅く、根を深くまで張れない京都の土地に適しており、当時栽培されていた大根より品質が良かったため、現在まで京都府内のほぼ全域で栽培されているそうです。
写真では大きさがわかりづらいですが、今回購入したものは、直径20センチくらいありました。
大きい!!
見た目はそれほど良くありませんでしたが、味に問題はありませんよ。
むしろお値打ちに購入でき、思う存分使うことが出来ました。
早速、「聖護院大根と白菜のポタージュ」を仕込みました。