みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
積もりましたね,雪。
去年の暮れ、12月27日にも積もりました。
昨夜はものすごく寒く、風も強かったので、あやしいなあ・・・と思っていたら、案の定でしたね。
さて、こんな天気が悪い日は気圧も低いです。
「なんでそんなこと言うの?」
実はこんなことがあるからです。
気圧が低いと「塩味」を感じにくくなるといいます。
「そうかなあ?・・・普段暮らしててもわからないけど。」
そうかもしれませんね。
でも、空の上では・・・
僕はまだ、数えるほどしか飛行機に乗ったことはありません。
もちろん機内食なんかも数えることが出来るほどです。
その「機内食」はメリハリのあるはっきりとした味付けで調整してあるそうです。
どうしてでしょうか?
それは「気圧と味覚」に関係があるからなんです。
実は「気圧」が低くなると、『味覚』が鈍感になるそうです。
(気圧が高くなると『味覚』が鋭くなるかはわかりませんが・・・)
地上が1気圧とすると、飛行機が飛ぶ上空1万メートル(外は約0.2気圧です)で機内は0.8気圧ほどに保たれています。
この気圧の違いにより、なんと塩味は20〜30%、甘味が15〜20%低下すると言われています。
そのため、機内食はこの環境変化を見込んだ味付けをしているそうです。
単に調味料を多く使用しているという訳ではなく、食材本来の味の濃淡を際立たせるような調理、味付けをして、美味しく感じるように味付けしているんだそうです。
飛行機では気圧の関係で、酔いやすいとも言いますが、食事の味付けにも気圧が関係していたんですね。