みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
仕込みをしていたら、スタッフ「K」から差し入れがありました。
大好きな「団子」でした。
「ヤッター!」疲れも吹き飛びますね!(笑)
みなさん「甘い物」はお好きですか?
僕は洋菓子、和菓子に限らず大好きです!
洋菓子では「フィナンシェ」や「ダックワース」が大好きで、菓子箱に入っていたら真っ先に手を出してしまいます。
和菓子は「大福」「みたらし団子」「たい焼き」「大判焼き(今川焼、太鼓焼)」・・・大好きすぎて・・・
いろいろ目がないですね。
と、僕のことはいいとして、甘い物が好きなのは戦国武将も一緒です。
愛知では聞き慣れた「三英傑」といわれる、戦国武将を代表する3人がいますね。
「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」
これらの3人も「スイーツ武将」と言っても過言ではないくらい甘い物好きだったようです。
まずは織田信長です。
南蛮貿易が始まり、ヨーロッパから日本にやってきた宣教師たちが布教を認めてもらおうと、たくさんのお土産が信長のところに持ち込まれました。
卵や砂糖をたっぷり使った「カステラ」「カルメラ」「ビスケット」などなど・・・
当時はまだ砂糖が普及しておらず、初めて食べるお菓子に信長は虜になってしまったようです。
家康を安土城に招待してもてなした際には、なんと信長自身がお菓子を作ったそうです。
次は茶の湯にはまっていた秀吉です。
当然ながら、抹茶と共にお茶菓子の数々も一緒に出されていました。
「北の大茶会」といわれる北野天満宮で開かれたお茶会を始め、たくさんのお茶会を開いていました。
そんな秀吉ですから、お茶菓子にもこだわっていたそうです。
秀吉のために、「みたらし団子」「どら焼き」「羊羹」「饅頭」などたくさんの和菓子が献上されたそうです。
最後に家康ですが、大好物は「お饅頭」だったそうです。
お城の大広間には大好きな「お饅頭」を始め、「羊羹」「大福」「きんとん」「お餅」など、2万個にも及ぶおかしを並べて大名たちに振る舞ったそうです。
その家康が桶狭間の戦いで今川義元に加勢しましたが、信長に押され、やむなく母のいる坂部城(現在の愛知県知多郡阿久比町)に逃れてきました。
疲労と空腹で歩くのも精一杯だった家康は、百姓の家の庭に干してあるせんべいを見つけ、分けてくれるように頼みました。
そのせんべいはまだ「生」でしたが、美味しそうに頬張り、お気に召したようで、その後献上するように申し付けたと言われています。
それが現在でも売られている「生せんべい」の元となった物なんだそうです。
半田市にある「総本家田中屋」さんの「生せんべい」として今でも食べることができますよ。
ういろうとはまた少し違う、素朴なお菓子で、僕も大好きです。
黒糖、抹茶がオススメです。