みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
いつも行っている産直さんで、思わず足を止めるものを目にしました。
そこには「マイヤーレモン」と一緒にチラシが置いてありました。
『熊本・氷川町の味をご賞味くださいませ』
立神地区はみかん栽培が盛んな地域ですが、耕作放棄地は年々増加傾向にあります。
弊社は、耕作放棄地の解消を目指し、2018年2月に女子中学生で会社を設立。約5反(ちなみに1反は300坪です 37.4m×37.4mになります)の耕作放棄地を借りて、農産物の栽培・出荷や、農家との連携などを行っております。
今年度は記録的なミカンの不作の年となりましたが、地元特産の「ばんぺいゆ」など、ぜひご賞味くださいませ。
(株)氷川のぎろっちょ 代表取締役社長 竹山実李
そのレモンは熊本県氷川町から届いたものでした。
これは、氷川町の耕作放棄地問題に取り組もうと、同町の中学生(当時)5人が会社を設立し、流通の研修会や農業体験などの活動を通し、耕作放棄地の問題を考え、解消していこうというもので、そこで収穫された果実でした。
記事を読み、思わずレモンを手に取りました。
ほんの少しだけど・・・
中学生が地元のこんな問題に目を向けて、解決しようと頑張っているんだ・・・
そして会社まで設立したの!
単純にその行動力と、地元への思いに感心しました。
少子高齢化。
この言葉を耳にしないことは無いです。
その中で、農家の後継ぎ問題は深刻です。
農業が注目されて人気が出てきたとはいえ、仕事はそんなに楽なものではありません。
成り手は減るばかりです。
農地だった土地は、何もされずに放置されているところも多くあるようです。
そんな中、中学生が会社まで設立してしまったなんて、なかなかできることではありません。
また、中学生で農業に目を向けることもなかなかできることではありません。
自分の中学生時代を考えると・・・ボーとしてましたね。
今僕にできることは、農家のみなさんが心を込めて作った野菜や果物を使うこと。
コロナ禍で今までのようにはいきませんが、少しでも多くの野菜や果物を使うことが感謝の気持ちになると思っています。