みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
みなさん、普段リンゴって食べますか?
食べる習慣がある方は、たぶん毎日のように食べていると思います。
僕はというと、仕込みの時につまみ食い・・・それくらいですね。
食べると、「美味しいなあ」と思いますが、それほど頻繁には食べないですね。
体に良いことはもちろん知っています。
何しろ
『1日1個のリンゴは医者を遠ざける』
という英語のことわざがあるくらいですから、健康に良いことは分かりますね。
リンゴの効果・効能はたくさんあります。
・体内の余分な塩分を排出
・コレステロール値を下げる
・便秘解消
・整腸作用
・悪玉コレステロールの減少、善玉コレステロールの増加
・高血圧予防
・美容効果
いいことばかりですね!
しかし、いずれも『皮』に多く含まれているようです。
「え〜!皮剥いてるよ!」
そんな声があちらこちらから聞こえてきます・・・
リンゴというと『赤色』を思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、『黄色』のリンゴと何が違うの?
先日、『黄色のフジ』が売っていました。
どうやら農家さんがチャレンジしたようですが、思ったようにはいかなかったようで、ちょっぴりお値打ちに売っていました。
もちろん品質に問題はありません。
実は、『黄色いリンゴ』に日光を当てると赤くなるんです。
つまり『赤いリンゴ』に日光を当てる前の状態でもあるんです。
リンゴの皮の色には『色素』が関係しています。
赤色(アントシアニン)、緑色(クロロフィル)、黄橙色(カロチノイド、キサントフィル)
この3つのバランスで色合いが変化しています。
この中の赤色のアントシアニンを作るには『紫外線』が重要になってきます。
もともとリンゴの皮は緑色ですが、日光を浴びることで赤色の色素が生成されるんです。
また品種によって赤色の色素(アントシアニン)の生成量が異なるため、少ないものが黄色になるということです。
今後はもしかすると
「黄色のリンゴが多くなる」
なんて言われているそうです。
なぜか?
実は『赤いリンゴ』をつくるためには、1つ1つのリンゴにむらなく日光を当てなければいけません。
この作業はリンゴ農家さんにとって重労働なんです。
そこで、この作業を減らすために『黄色のリンゴ』に植え替える動きも広がっているそうなんです。
もしかすると今後『赤いリンゴ』が高級品となることもあり得るかもしれませんね。