高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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登り鮎

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。  

 

先日、よくご利用いただいているお客様から、お土産をいただきました。  

 

ゴールデンウィーク中に実家に帰ったということでした。  

 

その日はランチまで(14時)の営業で、お客様が来店されたのが、14時半くらいでした。  

 

ということで、お店はすでに閉店しており、お土産だけいただくことになりました。  

 

いただいたのは、岐阜市にある「御菓子司 玉井屋本舗」さんの『登り鮎』というお菓子です。  

 

鮎の形を模した、上品なお菓子です。  

 

和菓子には目がない僕は、早速いただいてしまいました!

 

お食事もできると良かったんですが・・・

 

お土産どうもありがとうございました。   

 

岐阜で鮎と言えば「長良川の鵜飼い」が有名ですね。  

 

また鮎の旬は6月〜8月頃までです。  

 

というかこの時期しか獲ることができません。  

 

11月〜5月は禁漁としているところが多く、この禁漁が飽けるのが6月〜8月頃なんです。  

 

春先に5センチほどに成長したものは「小鮎」   甘露煮や唐揚げにします。  

 

初夏には「若鮎」と呼ばれ、骨まで柔らかくいただくことができます。  

 

白身で独特の香りを持ち、特に塩焼きや唐揚げは珍重されます。  

 

一年で一番脂の乗った「成魚」   やはり塩焼きが一番ですが、田楽や唐揚げ、刺身やお寿司にすることもあるんですよ。  

 

秋が近づくと産卵を控え、タマゴを抱えた「子持ち鮎(落ち鮎)」が出てきます。  

 

ホクホクしたタマゴはプチプチと弾けるような独特の食感があり、夏の鮎とはまた違った味を楽しむことができます。  

 

最後に質問です。  

 

「鮎は何年生きると思いますか?」  

 

何年くらいかなあ?・・・5年?10年くらいかなあ?

 

答えはなんと「一年」なんです!  

 

それ故に「年魚」とも呼ばれたりします。  

 

一年一年で一生を終えてしまう魚なんです。  

 

鮎もまた、大人になってからその美味しさにあらためて気付く魚のような気もします。            

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