みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
先日親戚から桃をいただきました。
少し小ぶりのもので、傷も少々。
食べてみると、甘かったり、そうでもなかったり・・・
でも、桃特有の香りとその瑞々しさは、 「やっぱり桃は美味しいなあ!」 なんて思う瞬間ですね。 この美味しさを長く楽しむには、ジャムにして楽しむのが1つの手ですね。
桃をジャムにする時に、面倒なのは種取りと皮むきです。
種のまわりの実を切っていけばいいんですが、僕はアボカドの種取りにように、まわりに一周切れ目を入れて両手でクルッと回して取るやり方をします。
皮むきは完熟した桃であれば簡単です。
しかし少し若めの桃はなかなか皮が剥けません・・・
そんな時は湯剥きするか、強引に剥く!(笑)
剥いた実は、レモン水か塩水につけておけば変色しません。
実を小さく刻んで、その重さの50〜60%のグラニュー糖と共に煮ていきます。
僕は実をミキサーにかけてピューレ状にしてから煮ていきます。
今回はペクチンを取り出すための種と、色出しのための皮も、袋に入れて一緒に煮ました。(一緒に入れるとジャム自体も袋についてしまうので、別で煮た方が良かったです。)
最初は沸騰するまで強火でいいです。
でも沸騰するまではずっと混ぜていてください。
鍋底に当たったらおしまいですから・・・
沸騰したら中火の強火くらいで煮ていきます。
なるべく短時間で仕上げます。
煮過ぎると、香りも色も悪くなります。
また、とろみのもとのペクチンも弱まってしまいます。 とろみがついてきたら、お好みのところでレモン汁を入れて、ひと煮立ちしたら出来上がりです。
色は、ほんのりピンク色で、桃の香りと美味しさが詰まったジャムができました。