高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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うなぎと梅干しの食べ合わせは?

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

うなぎや梅干しのことを話題にしてきましたが、この2つは昔から「食べ合わせが悪い」とされてきましたが、本当に悪いのでしょうか?

 

脂っこいうなぎと、さっぱりしている梅干しの組み合わせは悪くなさそうですけど・・・

 

実は「うなぎと梅干し」の食べ合わせは、栄養的・医学的にまったく問題は無いんです。

 

うなぎに含まれるビタミンA、B群、D、E、ミネラル(鉄、亜鉛、カルシウム)など、体に必要な物が豊富に含まれています。

 

梅干し栄養素では、酸っぱさのもとであるクエン酸がよく知られています。

 

疲れの原因となる乳酸を分解する作用があります。

 

そして、クエン酸はビタミンB群と一緒に摂ることでエネルギーの代謝率を上げるそうです。

 

ということは、「うなぎと梅干し」の食べ合わせが良くないというのは「迷信」なんでしょうか?

 

実はこれにはいくつかの説があるようですよ。

 

昔は、うなぎの脂っこさと梅干しの酸味が胃腸を刺激し合い、消化不良を起こすと考えられていたそうです。

 

脂っこいものも酸味の強い物も、食べると胃腸に負担をかけることになります。

 

そんなことから、「いっしょに食べてはいけない」ということにつながったのかもしれないですね。

 

特に夏場は冷たい物を食べたり飲んだりすることも多く、胃腸に負担をかけることも多いですからね。

 

また、贅沢を戒めるための方便だった、という説もあります。

 

梅干しの酸味が食欲を増進させ、消化も助けてくれるからといって、高級なうなぎをどんどん食べられては困る、ということのようです。

 

それから「スイカと天ぷら」も良くいわれますね。

 

この2つはどうやらあまり相性が良くないようです。

 

90%以上が水分でできているスイカには、体を冷やす作用があるそうです。

 

体が冷えると胃の働きが鈍くなり、スイカの食べ過ぎで胃液が薄くなる恐れもあるようです。

 

一方脂質の多い天ぷらは消化に時間がかかるといわれています。

 

消化機能を低下させるスイカと、消化に負担がかかる天ぷらの組み合わせは、胃の弱い方にはあまりおすすめできないそうです。

 

とは言え、最後は「好み」ですよね。

 

「これとこれ合わせて食べるの?」

 

「何でこれをこんな風にして食べるの?」

 

みたいなことはたまにあります。

 

「うなぎと梅干しの組み合わせが実は良い」

 

と言われても、好きじゃなかったらしょうがないです。

 

この組み合わせが好きならいいですが、好みじゃないなら、それはそれで食べなければいいんです。

 

体に悪い物を多く摂るのはいけませんが、人に迷惑がかからなければ、食べ合わせや食べ方は好きなようにすればいいんじゃないんでしょうか・・・(汚い食べ方は嫌ですが)

 

なんて思いますが・・・

 

 

 

 

 

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