みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
夏野菜を使ったフランスを代表するような料理と言えば、「ラタトゥイユ」です。
玉ネギ、ナス、ズッキーニ、パプリカなどをオリーブオイルで炒めて、トマト、ニンニク、ハーブを入れて煮込む南フランス発祥の料理です。
イタリア料理にある「カポナータ」は揚げナスやセロリなども使い、ワインビネガーやオリーブ、砂糖などを入れたりするので、よりコクのあるしっかりした味になります。
それに比べると、ラタトゥイユの方がさっぱりしているかもしれませんね。
厳密にいえば、それぞれ定義みたいなものはありますが、人それぞれ作り方は違うので、100店あれば100通りのラタトゥイユやカポナータが存在します。
フレンチでも、ラタトゥイユにワインビネガーを入れる人、ナスを揚げてコクを出す人もいるので、お店によって色々なラタトゥイユに出会えると思います。
野菜の切り方も、ザクザク乱切りであったり、1センチ角くらいにキレイに切りそろえていたりすることもあります。
温かくして、付け合わせにするのもいいですが、夏は冷やして食べてももちろん美味しいですよ。
オードブルにも重宝します。
僕はどちらかと言うと、しっかりした味の方が好みなので、カポナータのようにコクがある方が好きかもしれません。
あるフレンチの店で食べた、揚げた野菜をバルサミコビネガーとトマトで煮込んだラタトゥイユ(カポナータと言ってもいいですね)の冷たい前菜を食べたんですが、それがすごく美味しくて忘れられないですね。
こう言っては何ですが、豚の入っていない酢豚って、ちょっと似てますね。
揚げた野菜、酢、ケチャップを入れたりもしますしね。
すいません、そう思うのは僕だけでしょうね・・・(笑)