高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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丸いナス

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

普通、「ナス」と言うと長細い物を想像しますね。

 

千両ナスですね。

 

そんなナスとは違って、丸く大きなナスもあります。

 

「米ナス」や「加茂ナス」などの「丸ナス」がそんなナスです。

 

また野球ボールくらいの小ぶりな「丸ナス」などもあります。

 

丸ナスは色々な種類がありますが、有名なのは上にも書いた「加茂ナス」ですね。

 

「米ナス」はアメリカのブラックビューティーという品種を日本で改良されたものと言われています。

 

現在では各種苗メーカーから色々な品種が販売されていて、「米ナス」というとヘタが緑色で表皮が濃い紫色の大型のナスの総称として用いられています。

 

「米ナス」と「丸ナス」の違いは、ヘタの部分を見ればわかります。

 

ヘタが緑色のものが「米ナス」で、黒や濃紫色のものが「丸ナス」や一般的なナスです。

 

米ナスや丸ナスの方が普通のナスに比べ、皮や果肉が硬めですね。

 

米ナスは基本的に加熱調理に剥いています。

 

果肉も崩れにくいです。

 

輪切りにして使うのが食べやすいですね。

 

たてに切ると、繊維が残り食べにくくなってしまいます。

 

丸ナスの一種である「加茂ナス」は「京の伝統野菜」の1つに認定されています。

 

肉質は硬くしまっていて甘味があり、「ナスの女王」と言われています。

 

味噌田楽や焼き物、揚げ物、煮物などで美味しくいただけます。

 

また加茂ナスは、非常に手間がかかる野菜です。

 

風で葉が触れるだけで傷が入ってしまい、水やりなどのタイミングを間違えると、表面の色つやがボケてしまうそうです。

 

葉で陰になった部分は果色が薄くなってしまうため摘葉が欠かせないんです。

 

最近はスーパーにもこうした色々な種類のナスが並んでいますね。

 

「米ナス」と「加茂ナス」それから「白ナス」です。

 

ヘタの色が違いますね。

 

 

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