高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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「カレー粉」と「ガラムマサラ」

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

みなさんはこの夏に何回くらい「カレー」を食べましたか?

 

自宅でカレーを作る時は、ほとんどの方が「カレールー」を使うと思います。

 

カレー粉から作られる方は、かなりの料理好きな方ですね!

 

そんな方でなくても、できたカレーにちょっと「ガラムマサラ」をふりかけるだけで、香り豊かなカレーになります。

 

「ガラムマサラってカレー粉と同じじゃないの?」

 

と思われるかもしれませんね。

 

実は違います。

 

「カレー粉」はインドには元々無かったものです。

 

18世紀後半にインドに赴任していたイギリス人が、米やスパイスを自国に持って帰ったことがきっかけでイギリスに広まりました。

 

その後、イギリスでも簡単にインド料理(カレー)が作れるようにということで、カレー粉が生み出されました。

 

なので、インドではカレー粉は使いません。

 

カレー粉に使うスパイスに決まりはありません。

 

日本で買うことのできるカレー粉は、20〜30種類のスパイスが使われているそうです。

 

一方の「ガラムマサラ」は、インドではよく使われるスパイスです。

 

3〜10種類のスパイスを配合しています。

 

スパイスの配合に決まりはありませんが、主にブラックペッパー、カルダモン、コリアンダー、クミン、シナモン、クローブ、ナツメグなどが使われています。

 

「カレー粉」と「ガラムマサラ」は、どちらもスパイスやハーブの割合に決まりはありません。

 

どちらも同じようなスパイスがブレンドしてあります。

 

2つの違いで決定的なものとして「ターメリック」が使われているか、いないかです。

 

カレー粉には「ターメリック」が使われていますが「ガラムマサラ」には使われていません。

 

「カレー粉」が香り・色・辛みのバランスのとれたミックススパイスであるのに対し、「ガラムマサラ」は香り付けや辛みづけに使われます。

 

今ではスパイスも手に入りやすくなりました。

 

みなさんも気軽に使ってみてくださいね。

 

写真は「八角」です。「スターアニス」とも言います。

 

 

 

 

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