みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
お店の周りに最近「ミノムシ」をよく見るようになりました。
建物や植木などに、小さな「ミノ」があちこちにぶら下がっています。
今年は特に多いような・・・
その「ミノムシ」は「ミノガ」という蛾の幼虫なんです!
ずっとそこにぶら下がっているわけではなく、移動します。
「ミノ」上の部分から上半身?を出し移動していたりしますよ!
日本には50種類のミノガの仲間が生息していると言われています。
この「ミノムシ」ですが、実は「秋の季語」なんです!
松尾芭蕉(代表作・奥の細道 古池や 蛙飛び込む 水の音)や正岡子規(代表作・柿くえば 鐘がなるなり 法隆寺)の俳句にも登場します。
また、清少納言の「枕草子」にも登場するそうです!
知らなかった!
「ミノムシ」の「ミノ」はミノムシが口から出した糸で、枯葉や枝をつなぎ合わせて作られています。
そして、この糸の強度がスゴいんです!
「天然繊維で最強と言われてきたクモよりも強い」
「ナイロンの4倍」
といった研究結果もあるくらい丈夫なんだそうです!
みなさんも家の周りなど見てみてください。
どこかに「ミノムシ」がいるかもしれませんよ!
地面を移動中の「ミノムシ」です。