みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
秋の空によく見られる「雲」があります。
「うろこ雲」「さば雲」「いわし雲」「ひつじ雲」など、色々な言われ方をしますが、これらは何が違うのかよくわかりませんよね。
答えは「明確に区別する定義はない」ようなんです。
しいて言えば「見た目の様子で区別する」そうです。
小さな塊の雲がたくさん集まっている「うろこ雲」「さば雲」「いわし雲」は、いずれも高度5000〜1万5000メートル程度にできる「巻積雲(けんせきうん)」の俗称です。
もう少し大きな感じの塊の雲が集まっている「ひつじ雲」と言われるものは、高度2000〜7000メートル程度にできる 「高積雲(こうせきうん)」の俗称です。
これらはほぼ一年中見られますが、特に湿度が低くなり、澄んだ上空まで見通しがきくようになる 秋に「巻積雲」や「高積雲」も見やすくなります。
これらの雲は、低気圧や前線が近づいているときに現れやすいため、天気が下り坂になって、雨が近づいているということが読み取れます。
昔から、
「うろこ雲(いわし雲)が出たら3日のうちに雨」
「ひつじ雲が出ると翌日雨」
などの言い伝えがあるくらいです。
昔は、このように言葉にして今までのデータをまとめていたということですね。
これは「何雲」かな?
「いわし」かなあ?「うろこ」かなあ?