みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
水の張ってある田んぼや、稲刈りあと(稲刈りの最中の時)の田んぼに、鶴のような白くて大きい鳥がやってきます。
「白鷺(しらさぎ)」です。
みなさんは見たことありますか?
川などの水辺で見ることもあります。
まあまあ大きいので、ビックリします。
飛んでいる姿は、羽を広げるともっと大きく見えるので、
「プテラノドンか!」
と思ってしまいます・・・(それは言い過ぎ!)
(補足:プテラノドンは翼幅5メートルくらいの翼竜です。)
それはいいとして、トラクターで田起こしや、コンバインで稲刈りなど、作業しているそばに飛んできます。
1羽や2羽ではありません。
数十羽も・・・
なので思わず
「わ!すごい!」
と驚きます。
今回も買い出しに、久しぶりに田んぼの中の道でも通ってみるかと車を走らせると、トラクターで作業しているそばに、10羽くらいの「白鷺」と「アオサギ」がいました。
思わず車を脇に止めて写真を撮りました!
白鷺は日本には18種類いるそうですが、その話は今回はおいといて・・・
「なぜ、田んぼに来るのか?」
それは、稲刈り時期には稲刈り作業をしていると、稲穂の根本からバッタやカエルなどが出てくるからです。
また、田起こしをしても、土の中からカエルや虫が掘り返されるので、それらを目当てにやってくるそうです。
確かに、畑を耕していても、耕したそばから鳥がやってきます。
スズメやらカラスやら・・・
それから田んぼに水が張ってあっても、魚や虫などが生息しているので、それらを狙ってやってくるようです。
最近では、除草剤などを散布することがあるので、虫などが少なくなり、鷺もやってくることが少なくなっているようです。
白鷺(鷺類)は飛んでいる時は首がS字に曲がっているのが特徴です。
白鳥は真っすぐ伸びています。
魚やカエル、甲殻類や昆虫などをエサとして、沼地、湿地、水田などの水辺に生息しています。
今回は灰色の「アオサギ」もいましたが、
「灰色なのにアオサギ?」
これは少し話が長くなりますが、せっかくなのでお付き合いください。
信号は「青」と言いますが、「緑色」ですよね。
他にも「青リンゴ」「青虫」「青汁」などなど・・・
「緑色」を「青」で表現することが多いですよね。
理由は日本人の「色認識の基層」のあるようです。
古代日本人が認識した色の基になっているものは、
「赤」「白」「青」「黒」
の4色で、その中の「青」は
・「青垣」「青山」「青葉」などのグリーン系統
・「青波」「青雲」などのブルー系統
・グレー系統
など、幅広い色概念をもつ言葉だったんです。
これは古代、日本人にとって青色は「緑〜灰色」までを表していたので、「灰色」も「青」で表していたんです。
「青」と「緑」の区別が付けられ始めたのは、平安時代(794年〜1185年)末期から鎌倉時代(1185年〜1333年)のようです。
「アオサギ」という呼び名は、奈良時代(710年〜794年)にはすでに使われていた見たいですよ!
後半は色の話になってしまいましたね・・・
トラクター周りにいる鷺が小さく見えますが、実際はかなり大きいですよ!