みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
イチゴの美味しい季節ですね。
イチゴの生産量日本一はどこかわかりますか?
答えは「栃木県」です。
栃木県の有名なイチゴといえば・・・
とちおとめ
ですね!
そんな栃木県が、苦労を重ねて新しい品種のイチゴを開発しました。
名前は「とちあいか」です。
それでは「とちあいかの特徴」はどのようなものなんでしょうか?
また「とちおとめ」と比べて、どんなところが優れているんでしょうか?
「とちおとめ」と比べて一回りから二回りくらい大きいそうです。
「とちおとめ」が重さ16gくらいですが、「とちあいか」は20gあるそうです。
約1.25倍ですね。
酸味が少ないので、甘さが際立つというのが「とちあいか」の特徴となるということです。
形はキレイな円錐形なんですが、片方が窪んでいるので、縦に切ると断面がハート型になるんだそうです。
まず、「とちおとめ」に比べて収穫量がおおよそ1.3倍多いということで、同じ面積で作られていても、収穫量が多いんです。
それから収穫時期が早いんです。
そいうするとイチゴ農家にも有利なんです。
他のイチゴがまだ収穫されていない時に市場に出回るということは、価格も高く付くということですね。
あとは、果実がしっかりしているので、 長距離輸送でも傷つきにくくなります。
また、「とちおとめ」に比べて 病気がしにくい品種なので、栽培しやすいそうです。
2018年に品種が固定され、現在品種登録を出願している段階です。
栃木県農業試験場で開発したイチゴは、53年間で10品種です。
「とちおとめ」の次に生まれたのが「スカイベリー」ですが、その間はなんと17年間もあったんです。
いままでと同じような特徴や味のイチゴでは評価されないので、違った味の特徴や、流通に耐えられるか、また生産者にとって経営が成り立たないといけないので、色々な角度から調査を行い、品種開発をしていくそうです。
一つの品種を作るのには、多くの年月と労力掛かっているんですね。
栃木県では現在、イチゴの栽培面積の8割ほどで「とちおとめ」が作られていますが、数年後には「とちあいか」に移す計画なんだそうです。
数年後には「とちあいか」が人気になっているかもしれませんね。