みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「スナップエンドウ」が美味しいです。
畑ではスナップエンドウが実を付けています。
スーパーや産直の店頭でも、もちろん並んでいます。
軽く茹でてサラダに。
ドレッシングやマヨネーズなどをかけるだけで、美味しく食べられます。
歯ごたえがあるくらいに茹でれば、色も鮮やかで、甘くて、思わずたくさん食べてしまいます。
青臭さもなく、その他色々、何の料理にも合う万能野菜です。
このスナップエンドウは、グリンピースをサヤごと食べられるように品種改良されたものです。
日本にはアメリカから導入され、1970年代から出回るようになりました。
名前の通り、分類上は「マメ科エンドウ属」です。
同じ仲間に「さやえんどう」「グリンピース」があります。
「さやえんどう」はエンドウを若いうちに取り、さやごと食べるものになります。
中でも小ぶりなものは「絹さや」とも呼ばれています。
江戸時代にヨーロッパから伝えられたようですが、本格的に普及したのは、欧米から良質な品種が導入された明治時代になってからのようです。
この「さやえんどう」が育って、さやの中の豆が完熟する前の柔らかい状態の時に収穫したものが「グリンピース」になります。
「エンドウ」自体は中央アジアから中近東地域といわれています。
なんとローマ時代から栽培されており、古代エジプトのツタンカーメン王の墓を発掘した時に、副葬品の中から発見されている、最古の豆なんです。
グリンピースがさらに育つと、みなさんご存知のエンドウ豆が収穫できます。
エンドウ豆といえば、「みつ豆」「豆カン」「あんみつ」など、和の甘味には欠かせないものですね。
個人的には、「豆餅」や「豆大福」が大好きですね!(笑)
それから、エンドウの花は可愛らしいですよ。
写真はスナップエンドウです。(まだ少し若いです)