みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「高嶺の花」という言葉を聞いたことありますか?
ほとんどの方があると思います。
「遠くから見るだけで、手に入れることができないもの」
「憧れているだけで、自分にはほど遠いもの」
のたとえとして使われますね。
それでは、その「高嶺の花」が本当にあるのをご存知でしょうか?
「え!どんな花?」
そう思われるかもしれませんね。
名前は聞いたことあると思います。
もちろんご存知の方もいると思います。
「石南花(シャクナゲ)」です。
ツツジ科ツツジ属に属するので、ツツジに似ています。
「高嶺の花」の言葉の由来になったのは、
「高山奥深くに自生し、美しいけれど手が届かない花」
ということからなんだそうです。
その由来の通り、原産地はヒマラヤ周辺の高山や中国、北米などです。
高い土地に生息する植物なので、かつては平地での栽培が困難でした。
その花を見るためには危険な道のりを越えて、高い山へ登る必要があったのです。
キレイで大きな花を房状に咲かせて見応えがあります。
そのため「花木の女王」「花の王」とも言われているそうです。
このシャクナゲの花言葉は
「威厳」「荘厳」
という「高嶺の花」という言葉を損なうことのない言葉ですね。
それとは逆に
「警戒」「危険」
という言葉もあるんです。
これはシャクナゲの葉に毒を含むことにちなんでいるそうです。
美しいものにはトゲがある・・・ですね。
この「シャクナゲ」がお店の玄関にあります。
先週のはじめ、まだつぼみのものをスタッフ「K」が生けましたが、週末には見事に満開になりました。
今週は生け直したものが、まだ生けてありますが、暑いくらいなるようなので週末まで持つかなあ・・・
まだつぼみの時の写真も(一緒に生けてある白いユリのような花は「アマリリス」です)