みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
ちょっと前までは、「スナップエンドウ」や「さやえんどう」がたくさん店頭に並んでいましたが、少しずつ減っていき、今度は「サヤインゲン」が出始めました。
「スナップエンドウ」や「さやえんどう」を欧米諸国で見かけることはそれほどありませんが、「サヤインゲン(インゲン)」は世界中で人気のある野菜ですね。
ちなみに2019年のデータですが、「グリンピース・さやえんどう」の生産量の割合は、
・1位 中国・・・61.5%
・2位 インド・・・25.6%
・3位 フランス・・・1.3%
・4位 アメリカ・・・1.0%
・・・
・25位 日本・・・0.1%
となっています。
全世界の9割近くを、中国とインドが生産していることになります。
また同じく2019年のデータですが、「サヤインゲン」の生産量の割合は、
・1位 アメリカ・・・54.1%
・2位 メキシコ・・・9.5%
・3位 モロッコ・・・8.6%
・4位 フィリピン・・・8.1%
・・・
・7位 日本・・・2.5%
こちらは、アメリカ、メキシコ、モロッコの3国で、世界の生産量の7割強を生産しています。
世界的に言うと、「豆」は「インゲン豆」のことを指します。
「さやえんどう」も「サヤインゲン」も緑黄色野菜です。
大きくなって、中の豆を取り出し乾燥させると、豆類に分類されます。
日本に「インゲン豆」が伝わったのは、江戸時代初期とされていますが、これを伝えたのが「隠元隆琦(いんげんりゅうき)」という僧侶だったことから「隠元(インゲン)」と名付けられました。
そしてこの隠元さんが、日本に伝えたのは「インゲン豆」だけではないんです!
「煎茶」「スイカ」「蓮根」「孟宗竹(たけのこ)」「木魚」などがあるんですよ。
実は僕、サヤインゲン自体は好きなんですが、噛むと「キュキュッ」となるのがダメなんですよね・・・