みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
お店の玄関先にある「シマトネリコ」という木が大変なことになっているんです!
木の幹やら枝やらに、ものすごい数の「セミ」がいるんです!
きちんと数えたことはありませんが、100匹近くいると思います。
人や車が近づいたりすると、ものすごい数のセミが飛び立ちます。
もちろん鳴き声も、スゴイです。
ただ最近はお昼近くになると、いつの間にか泣き止んでいます。
ものすごい数のセミを見て、写真を撮っているお客様もいました。
みなさん、注意して見てくださいね。
近づき過ぎると、警戒してオシッコをかけて飛んでいきますから・・・
ところで、この木に止まっているセミは全部同じ種類なんです。
それは「クマゼミ」です。
なんと、昔よくいた「アブラゼミ」が全くいないんです。
僕が子供の頃は、セミ取りをしに行って捕まえることができたのは、ほとんどが「アブラゼミ」でした。
「クマゼミ」は珍しく、捕まえると友達に自慢するくらいでした。
茶色く地味なアブラゼミより大きく派手でした。
羽根が透き通っていて、その羽根には緑の線が入っているし、子供にとっては特別な昆虫のような感じがしました。
しかし、いまでは「アブラゼミ」のほうが珍しくなりました。
というか、今年はまだ目にしていません・・・
実はこの現象は、1980年代頃から西日本の多くの主要都市で確認されるようになったようです。
その原因のひとつが「ヒートアイランド現象」のようです。
都市部の外気温が高くなる現象です。
最近では、夏になると、亜熱帯地域のような高温多湿になる都市部では、アブラゼミに比べて、より暖かい気象条件を好むクマゼミの方が繁殖しやすいそうです。
夏にセミの声が聞こえないと、なんだ物足りないですが、朝早くから鳴いているセミに目を覚ましてしまう近頃は、
「早くから勘弁してよ・・・」
なんて思います・・・