みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「土寄せ」という作業があります。
野菜を育てるときに欠かせない作業です。
周囲の土を株元に寄せることで株のふらつきを押さえ、雑草が生えるのを防ぐ効果があります。
風雨や水やりなどによって株元の土が少なくなると、根が露出し直射日光や寒気にさらされて弱ってしまうこともあるので、露出した根を覆う土寄せは欠かせないんです。
冬に欠かせない野菜である大根に関してももちろん言えます。
収穫までの間に何回も行います。
最初は、種を蒔いて、双葉が出て、本場が出てきた頃に行います。
葉の付け根の部分はまだ細く、不安定です。
実は、この付け根の部分が大根になるので、そのままにしておくと、ぐらついて曲がった大根に育ってしまいます。
土寄せをすることで、まっすぐな大根になります。
大根は、曲がると辛味が増すといわれています。
また土寄せすることで、大根の周りの土を崩すので、雑草が生えにくくなります。
大根の主な産地は、千葉県、北海道、青森県などです。
市場流通の9割以上が、上部が緑色の「青首大根」です。
選び方は、
・全体に張りとツヤがある
・まっすぐ伸びて太い
・ずっしりと重い
・根の毛穴が少なく表面がなめらか
などがあげられます。
これからの冬の食卓には大根は欠かせない野菜になりますね。
食物繊維やビタミンCも含み、たくさん食べてもカロリーは低いですよ!