みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
僕は冬の乾燥時期には、のど飴をなめることがあります。
いまは昔のように飴をなめるということが少なくなっています。
でも、のど飴は毎年買っていますね。
個人的には「梅」や「キンカン」などが好きです。(笑)
そんなのど飴を作っている企業の中で「カンロ」という飴やグミなどでお馴染みの製菓会社がありますね。
会社の名前を冠した「カンロ飴」という、甘じょっぱい昔からある飴が有名な会社でもあります。
この「カンロ飴」が有名な会社ながら、この飴は創業当時から作られていた菓子ではないそうです。
1912年(大正元年)、山口県出身の宮本政一氏が、現在の山口県光市でお菓子やさんを始めました。
初めは「かりんとう」などの焼き菓子だったそうです。
業績は好調で、県内有数のお菓子会社に成長しました。
戦後も業績は好調でしたが、砂糖の値段が高騰したり、海外からたくさんのキャンディーがたくさん入ってきたりしたことで、これに対抗して新しいお菓子が作りたいと思っていたそうです。
そこで、日本人が好む飴を作りたいと、外国のキャンディーとは違ったものの開発を始めました。
そんな中で1955年(昭和30年)、しょうゆ味の飴が完成し、その飴に「カンロ飴」と名付けたそうです。
当時の飴と比べて2倍ほどの値段をつけていましたが、いままでにはない感覚の味ということからか、飛ぶように売れたそうです。
いまとなっては当たり前ですが、当時としては珍しく1つ1つが個包装されていたんだそうです。
この飴のヒットにより、1960年(昭和35年)に会社名を「カンロ」に変えることになりました。
「カンロ」というのは中国由来で漢字で「甘露」と書き、
「天から降ってくる甘い露は不老不死に通じるもので、とにかく甘くて美味しいもの」
として伝えられています。
飴とはちょっと違いますが、不二家のミルキーもよく食べていました・・・