みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

「月で野菜栽培」

 

そんな夢を叶える第一歩となる成果が発表されました。

 

岡山大の中村栄三特任教授は宇宙開発関連の国際会議で、JAXAの探査機「はやぶさ２」が、

 

「小惑星りゅうぐうで採取した砂を再現した土で野菜を育てることに成功した」

 

と発表しました。

 

宇宙での自給自足の実現につながる一歩として、とても大きな一歩なんです。

 

「はやぶさ２」が小惑星りゅうぐうの表面サンプルを採取、また地下物質のサンプルも採取したのが２０１９年です。

 

その後２０２０年にサンプルの入ったカプセルを地球に向けて分離し、オーストラリアで回収されました。

 

目標の０.１gを大きく上回る５.４gのサンプルを採取したことが確認されました。

 

そのサンプルを分析し、成分を再現した土をつくり野菜を栽培しました。

 

そして、その土で育てたレタスやルッコラ、水菜などの野菜、約１０種類が順調に育ったそうです。

 

成果を発表した会議ではこれらの野菜を使ったサラダが振る舞われ、「普通のサラダと変わりない」との高評価だったようです。

 

これまで米国の宇宙船アポロが月から持ち帰った土を使って草の栽培実験が行われましたが、発芽はしたものの２、３週間ですべて枯れてしまったんだそうです。

 

一般人の宇宙での生活はまだまだ先のことでしょうが、こうした積み重ねが実現へとつながっていくんですね。

 

左上には月が出ています。