みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
先日、親戚から「マイヤーレモン」をいただきました。
「マイヤーレモンって、普通のレモンと違うの?」
マイヤーレモンはオレンジとレモンの交雑によって生まれました。
普通のレモンと比べると、酸味が少なく甘味があります。
原産地は中国であるといわれています。
1900年代にアジア各地を回り植物を収集していたマイヤー氏が、中国で見つけたこの果実をアメリカに持ち帰ったことがマイヤーレモンの名前の由来とされています。
大きさは普通のレモンより少し大きめでふっくらしたした形をしています。
表皮はなめらかで、熟すと濃いオレンジ色になります。
日本でも作られていますが、ニュージーランド産が多く流通しています。
ニュージーランドでは柑橘類に防カビ剤を使わないことが多いため、果皮を使う料理にも向いています。
青い状態で収穫されることもあり、これは「グリーンレモン」と呼ばれています。
ニュージーランド産のものは6月〜10月が旬になります。
南半球なので、日本とは逆の旬になりますね。
国内では、三重県、和歌山県、静岡県などで栽培されていますが、生産量は少なく希少です。
10月頃からグリーンレモンの収穫が始まり、12月〜3月頃になると熟したオレンジ色の物が出回ります。
オレンジとの掛け合わせということもあり、普通のレモンとは香りも違い、オレンジというか、みかんっぽい香りが混ざったような感じです。
親戚からいただいたものは熟してオレンジ色をしています。
以前、小笠原諸島の知り合いからいただいたグリーンレモンは、まるでライムのようでしたよ。