みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
春を代表する食材でもある「あさり」と「はまぐり」ですが、2つはよく似ていますね。
あさりの旬は海水温が20度前後になる春と秋です。
あさりの潮干狩りといえば、ゴールデンウィークの風物詩のようにニュースで取り上げられますね。
現在収穫量が激減して高級品となってしまいました。
主な産地は愛知県・静岡県・三重県です。
一方はまぐりの旬は2月〜4月で、淡水の流入する場所で、干潟からすいしん12メートル前後までの浅瀬に生息しています。
こちらも収穫量は激減しており、茨城県が最も多く、次いで熊本県や千葉県、三重県となっています。
どちらも三角形に近い楕円形の貝殻を持つ二枚貝で、同じマルスダレガイ科の貝類です。
あさりの貝殻の色や模様は様々で、全体的には灰褐色をしています。
似たようなものはありますが、少しずつ違います。
多くは3〜4センチ程度ですが、6〜7センチ程度まで成長するものもいます。
はまぐりの貝殻の表面色は白や薄茶色で、こちらも様々な模様を持っていますが、全体的には色や模様は似ています。
大きさは5〜6センチ程度で、10センチ以上になるものもあるそうです。
あさりよりやや大きいですね。
そしてなんといっても、貝殻の表面がこの2つを見分ける最も大きな違いです。
あさりは細かい筋があり、ザラザラしています。
はまぐりは表面に溝はなく、ツルッとしています。
この違いですぐに見分けられますよ。
昔のように大粒のあさりを
「これでもか!」
というくらいに食べられることはもうないだろうなあ・・・