みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
ラジオを聞いていたら、
「仏壇にお供えするご飯を何と言うか」
という話しをしていました。
そもそも今では仏壇のない家も多いですからね。
そんな光景は見たことない人もいるかもしれませんね。
僕は小さい頃から、祖母が朝の炊きたてご飯を毎日仏壇にお供えしているのを見ていたので、それが当たり前のことだと思っていました。
そのお供えするご飯を、そこでは「おぶくはん」と言っていました。
うちでは「おぼくさん」と呼んでいました。
どちらもよく似た呼び方ですね。
そこで少し調べてみました。
仏様のために仏壇にご飯をお供えすることを「飲食供養(おんじきくよう)」と言うそうです。
仏壇にお供えするご飯のことを「仏飯(ぶっぱん)」と呼びます。
三河地方に多い浄土真宗大谷派では「お仏供(おぶく)」という呼び方を使います。
他にも「香飯(こうはん)」や「お鉢(おはち)」等、地域や宗派によって色々な言い方で呼ばれているとあります。
この「お仏供(おぶく)」という呼び方から「おぶく」はん(飯)、「お仏供」が訛って「おぼく」さんと呼ばれるようになったんだと思います。
それから、仏壇にご飯をお供えするのは「仏様の空腹を満たすため」ではないく、お供えしているのは「ご飯の湯気」ということです。
なので、湯気が出ている炊きたてのご飯をお供えするそうです。
今日も飢えることなく、元気に美味しくご飯がいただけることに感謝している気持ちを表すためです。
小さい頃は半強制的に(笑)仏壇にてお合わせていましたが、最近は仏壇の前で手をあわせると気持ちが落ち着く気がします・・・
歳を取った証拠ですかねえ・・・