みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「プランタン」という言葉を聞いたことがあると思います。
「聞いたことあるけど、どんな意味かなあ?」
そんな感じかもしれません。
「プランタン」(printemps)はフランス語で「春」を意味します。
英語の「スプリング」(spring)ということですね。
全然違いますよね。
「プランタン」はフランスでは「春」という意味ですが、もう1つ有名なのがパリに本店を置く「百貨店」の名前ですね。
1865年創業の老舗です。
日本は幕末の大混乱の頃です。
翌年に薩長同盟が結ばれ、江戸時代が終わるという頃です。
話は戻りまして、「プランタン」というのは言葉の響きやイメージも良いので、フレンチレストランやカフェ、洋菓子店、雑貨屋、美容室、中には管弦楽団の名前などにも使われるほど人気の名前でもありますね。
日本にも「プランタン銀座」がありましたね。
フランスの伝統色に「プランタン」という語がつく2つの色名があります。
「Jaune printemps」という黄色系の色と、「Vert printemps」という緑色系の色です。
南フランスでは、2〜3月にかけて春の訪れを祝う「ミモザ祭」が開かれ、春の緑を祈願する「五月祭」の風習は、各地に残っているそうです。
そのようにフランスでは、黄色や緑色は、春を象徴する色として親しまれてきました。
みなさんは「春」というとどんな色をイメージしますか?
やっぱり日本では桜の「ピンク(桃色)」をイメージする人が多いのかなあ・・・
(ちなみに写真は2020年4月6日の高浜中学校前です。)