高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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愛知海苔の復活を目指す

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

おにぎりブームにより、「海苔」の需要が増えています。

 

そんな「海苔」は日本の食文化には欠かせない食べ物のひとつです。

 

令和3年(2021年)における、都道府県別の海苔(味付け海苔・焼き海苔)の生産量とその割合です。

 

1位・・・福岡県 1,101百万枚 (18.4%)

2位・・・佐賀県 662百枚 (11.1%)

3位・・・愛知県 591百枚 (9.9%)

 

となっています。

 

ここ愛知県は昔から三河湾や伊勢湾での海苔の養殖が盛んです。

 

そんな愛知県では、愛知県産海苔の復活を目指す活動が活発になっています。

 

海苔取扱枚数日本一の小淺商事や浜乙女、永井海苔など、愛知県内に本社を構える海苔商社は多いです。

 

伊勢湾、三河湾に囲まれた愛知での海苔の生産は、最盛期には県内で10億枚を生産していました。

 

しかし、2016年度には3億3840万枚だった生産枚数は、翌17年から5年間で1億枚以上も一気に減少しました。

 

そして、21年から23年は2億枚前後の共販枚数が続いています。(共販:漁協が漁師から仕入れた海産物を一括して仲介加工業者に入札販売するシステム)

 

急激な減産の背景には、多くの漁師の廃業があります。

 

14年から10年間で海苔を生産する県内の漁業経営体は190から120まで4割近くも減少しました。

 

そうした現状を受けて、愛知県産海苔の復活を目指した動きが活発化しているそうです。

 

最近では若者の農業従事者が増えているようですが、漁業についてはまだまだのようです。

 

色々な難しい問題があると思いますが、興味があっても、その仕事で十分に暮らしていける保証がないこともあるかと思います。

 

そんなことを考えると、食材の値上げも仕方ないかもしれません。

 

食の生産者は、これからもっと国が保護していかなければいけませんね。

 

 

 

 

 

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