みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
僕が通っていた高浜市では、現在も小中学校の給食は学校ごとに作っています。
このように学校に給食室があることを「自校調理方式」といいます。
また、学校とは別の場所に給食室があるところを「給食センター方式」といいます。
どの方式が採用されているかは、自治体によって違います。
そもそも当初は、給食を行っている学校のほとんどに給食室がありました。
それが給食センター方式に変わった一番大きな理由は、経費節減です。
何校分もの給食室を1カ所に集めることによって、人員を削減でき、施設運営費などを軽減することができます。
さらに大量調理が可能になるので、材料も大量購入になり、安定した状態で物資価格を安く抑えられます。
食材費が安くなるということは、給食費が安くなることにつながります。
また、給食室老朽化を機に経費を節約するため、センター化に踏み切ったというケースもあるということです。
「給食センター方式」は経費が削減できるメリットはあるものの、やはりデメリットは、給食が各教室に届くまでの時間です。
「自校調理方式」では、できあがってから各階の教室に届ける時間は40分くらいとされています。
一方「給食センター方式」では給食をコンテナに入れ、車で学校の配膳室へ運び、そこから各教室へ届けるので、2時間〜2時間半位かかってしまうようです。
このように高浜市の給食は、現在も「自校調理方式」というとても贅沢な給食を食べることができます。
僕が中学3年だった時は、教室が給食室の上にあったので、毎日お昼近くなるとイイ匂いが漂ってきて、とてもお腹が空いたのを覚えています。
みなさんが通っていた学校はどうでしたか?