みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
自家製ソーセージをランチのフレンチコースでお出ししています。
ソーセージと言っても、腸詰めにはしていないので、食べやすくなっています。
ドイツ本格ソーセージとは違い、スモークもかけていません。
香辛料も控えめな優しい味になっています。
豚肉と鶏肉、玉ねぎ、香辛料、香草、オリーブで作りました。
粒マスタードやピクルスなどで作った甘酸っぱいソースが流してあります。
一人前150gありますので、充分満足していただける量になっています。
ちなみに「ソーセージ」は英語の「sausage」からきています。
その語源は「塩で味付けした」を意味するラテン語の「salsus(サルスス)」に由来します。
余談ですが「salsus」の「sal」は「塩」を意味し、「サラダ」「ソース」「サラリーマンのサラリー」の語源にもなっているんですよ。
「フランクフルトソーセージ」(ドイツのフランクフルト地方)や「ウィンナーソーセージ」(オーストリアのウィーン地方)などはそれぞれの地方により製法が決まっています。
その製法を表すものがソーセージの名前になっています。
しかし日本の「日本農林規格」JASでは、
「フランクフルトソーセージ」は豚腸を使用したもの、又は製品の太さが20ミリ以上36ミリ未満のもの
「ウィンナーソーセージ」は羊腸を使用したもの、又は製品の太さが20ミリ未満のもの
となっており、ちょっとややこしくなっています。
だから、日本の「ウインナーソーセージ」と本場ウィーンの「ウィンナーソーセージ」は別物と考えた方がいいですね。
フランスでは「シャルキュトリー」といって、ハムやテリーヌ、ソーセージなどの肉の加工品を専門に扱うお店があります。
肉屋さんや、お店で扱うハムやテリーヌなどの製品も「シャルキュトリー」といいます。
ヨーロッパでは「マイスター制度」などがあり、仕事がそれぞれ専門化されて、優れた技術を後年に残すことを目的にする制度が整っています。
日本んと違うので、早くから自分はどの道に進むかを決めなければなりません。
それだから自立心も早くから育っていくのかもしれませんね。
僕がヨーロッパに生まれたら、たぶん決められないままフラフラしていたかもしれません・・・
店頭にもリンゴがたくさん出始めました。
早速「リンゴジャム」を作りました。
よろしかったらご賞味ください。