みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
畑の大根を抜いたら3本足でした!
上から見ると立派に育った大根なので気合いを入れて抜いてみると、拍子抜けするほど簡単に抜けてしまいました・・・
大根は途中から下に伸びずに3股に別れていたんです!
たまにこういった形の大根を見ますが、どうしてこんな風になってしまうのか?・・・
大根の根が分岐している状態を「股根(またね)」と呼びます。
見た目はよくありませんが、味が格段に落ちるわけではありません。
「股根」の原因はいくつかあげられるようですが、一番多いのは、
「障害物がある」
からなんだそうです。
大根のにが育つ方向に、土の塊や石などの硬いものがあると、それらを避けて根を伸ばそうとします。
それれが、2本や3本に分かれてしまう原因になります。
「水の発生源が近い」
これも原因の一つとされています。
根は水を求めて伸びていきます。
畑の下の浅い位置に地下水が流れていたり、元が田んぼだった場合、畑の底の水持ちが良すぎることがあるそうです。
常に水が近くにあると、それ以上は根が伸びにくくなり、結果として根は太く短く、股根になってしまうこともあります。
これらの対策として、
「よく耕す」
ということがあげられます。
「大根十耕」
という言葉があります。
大根を育てるのには、10回くらい耕す気持ちで、丹念に耕す必要だということです。
深くまで根を張るため、できる限り深くまで耕すと良いそうです。
「障害物を取り除く」
ことも大切です。
土の塊や石などはもちろん、未分解の肥料でさえも避けようとして、股根となってしまうこともあるようです。
なので、土をふるいかける人もいるそうです。
それはさすがに大変なので、やはり良く耕しておくことが大切なのかと思います。
形の良い野菜をつくるのも大変なんです・・・
よく見ると4股になってました!(笑)