高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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「一味」か「七味」か?

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。  

 

うどん、そば、豚汁や鍋など、色々な物にかけるとピリッとした刺激や香りがアクセントになるのが「一味」や「七味」です。  

 

寒い日に熱々の中に入れると美味しいですよね。  

 

みなさんはどちらを使っていますか?  

 

または使い分けているかもしれませんね。  

 

一味・・・読んで字のごとく使っているのは唐辛子のみです。乾燥させた唐辛子の実を細かくしたものです。  

 

七味・・・唐辛子をベースに他の香辛料を加えたものです。

 

中身は生産者によって違いますが、唐辛子、芥子(けし)、胡麻、山椒、紫蘇、麻の実、陳皮、青のりなどが入っています。

 

香辛料が6種類でも、8種類でも、縁起の良さから「七味」とされています。  

 

七味唐辛子の配合原料の基本的な組み合わせとなるのが「二辛五香(にしんごこう)」といわれています。  

 

辛さに特徴のある原料を2種類、香りを重視したものを5種類という意味です。  

 

日本には「三大七味唐辛子」と呼ばれるものがあります。  

 

約390年の歴史の「東京・浅草のやげん堀」、約280年の歴史の「信州(長野)・善光寺の八幡屋礒五郎」、約360年の歴史を持つ「京都・清水の七味家本舗」です。  

 

それぞれが東京・浅草寺、長野・善光寺、京都・清水寺という歴史ある大きな寺院の門前に店を構えているのが特徴です。  

 

最近では海外での日本食ブームもあり、ワサビと共に和食の代表的なスパイスミックスとして、多くの国で使われているそうです。  

 

国によって食品に関する法規制はさまざまで、一部の国では「麻の実」「芥子の実」が規制の対象となっているところもあり、そうした国では代わりに別のスパイスを使用しているようです。  

 

また、S&B食品さんの海外向け七味唐辛子(しちみとうがらし)は、海外では一味唐辛子(いちみとうがらし)と発音が混同するということで「NANAMI TOGARASHI」という英語表記をしているんですよ。  

 

僕は「唐辛子」というと、「壁の中の懲りない面々」で有名な安部譲二氏を思い出します・・・(理由はまたの機会に・・・)        

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