みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「すだち」「かぼす」「シークワーサー」「ゆず」
名前は知っていてますが、その違いを聞かれても、
「『すだち』も『かぼす』もちっちゃい緑色の柑橘でしょ!」
「ん〜・・・どれも似たような感じだから、違いはよくわからないなあ・・・」
「サンマに添えてあるのはどれだっけ?」
「シークワーサーは酸っぱそうだなあ・・」
そんな感じだと思います。
この時期に、緑色の小さな柑橘を親戚からもらうことがありますが、
「これはゆずだよ」
と言われるんですが、
「すだちじゃないんだ・・・よく似てるなあ・・・」
「ゆずって黄色の大きなデコボコのだけじゃないのか?」
なんて思っていました。
これらはすべて柑橘類ですが、酸味が強いので生食には向きません。
これらの柑橘類は「香酸柑橘(こうさんかんきつ)」と呼ばれています。
すだちは徳島県の特産で「酢橘」と書きます。
濃い緑色をした固い皮と、30〜40gほどの小ささが特徴です。
かぼすは「香母酢」と書きます。
色はすだちと同じですが、大きさはひと回り以上大きい150g前後です。
大分県の特産で、ポン酢に入れたり、麺類、味噌汁などでも使うそうです。
どちらもゆずの仲間ですが、より強い酸味が欲しいときは「すだち」、マイルドな酸っぱさが欲しいときは「かぼす」を使うのがいいと思います。
「小さい方が酸味が詰まっている」みたいの覚えておくといいかもしれませんね。
シークワーサーは沖縄や鹿児島が特産です。
すだちよりさらに小さい20〜30gほどです。
実が青いうちに収穫されます。(ちなみに完熟すると黄色になり甘くなります)
ゆずとかぼすは同程度のサイズで、デコボコした表面が特徴です。
「すだち」や「かぼす」は青い実のうちに収穫し貯蔵されますが、ゆずは8月頃の青い実と、1月頃の黄色の実と、収穫時期が2度あります。
黄色のゆずは冬によく見かけますが、青ゆずは柚子コショウなどの加工品に使われることが多いです。
親戚にもらっているのは、夏に収穫するゆずだったんです。
先日、産直に「すだち」と「シークワーサー」が売っていましたが、見た目も大きさもそっくりでした!!
思わず購入!!
さて写真はどちらでしょう?
答えは・・・・
シークワーサーです!!