みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
1月7日は無病息災を願って七草粥を食べる習慣がありますね。
スーパーなどでも「七草粥セット」が売られていました。
「セリ ナズナ ゴギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロ」
春の七草と呼ばれる、これらを使ってお粥を作ります。
春の七草の名前を言うことはできても、聞いたことのないものばかりで、どんなものかわからない方も多いですよね。
しかし、この中で馴染みのある野菜もあるんですよ。
「スズナ」と「スズシロ」です。
「スズナ」は「カブ」
「スズシロ」は「ダイコン」
なんです。
「カブ」とか「ダイコン」というよりはありがたみがありそうですよね!(笑)
このうち「スズシロ」について少しばかりお話しします。
「スズシロ」つまり「ダイコン」の名前の由来は「オオネ(大根)」の音読みからきたものなんです。
それ以前は「スズシロ」と呼ばれていました。
「スズ」は古語で「青」を意味し、「シロ」は「白」で、これが「スズシロ」の名前の由来となっています。
古代から現代までずっと食べられてきた数少ない野菜のひとつです。
消化を助けるジアスターゼという成分を多く含むため、整腸作用があります。
そのため、「食中毒を起こさない」つまり「当たらない」ということから、売れない(当たらない)役者を「大根役者」というようになりました。
ということは、打てないバッターは「大根バッター」なんていわれそうですね・・・