みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
1914年(大正3年)の1月12日に鹿児島県の桜島で、史上最大の大噴火がおこりました。
111年前のことです。
「大正大噴火」と呼ばれ、その後約一ヶ月間にわたって頻繁に爆発が繰り返され、多量の溶岩が流れ出したそうです。
その流出した溶岩で、それまで距離400m・最深部100mの海峡で隔てられていた桜島と大隅半島とが陸続きになったということです。
火山灰は九州から東北地方に及ぶ各地で観測され、軽石などを含む降下物は東京ドーム約1600個分の約32億トンに達したそうです。
もともとは「桜島」というように「島」だったのが、噴火によって陸続きになってしまったんですね。
そんな桜島の代表的な特産物として有名なのが、「桜島大根」や「桜島小みかん」などがあげられます。
「桜島大根」は「世界一大きな大根」として、ギネス記録を持っているほどです。
普通の大根とくらべ、繊維が少なく甘味が強いのが特徴です。
それとは逆に「世界一小さい」といわれる果実のみかんが「桜島小みかん」です。
甘味が強く、皮は香り高いことから、陳皮として楽しめます。
この辺りは火山灰などのよる白い土の「シラス」が広がっています。
火山灰は水を通しやすいため、稲作には向いていませんが、サツマイモやお茶などの水はけの良い土地に向いた作物が作られています。
また牧草地になるために畜産も盛んなんです。
僕は一度、桜島に行ったことがありますが、「降灰注意」という看板に驚いた記憶があります・・・
写真は色々な大根です。(桜島大根にちなんで・・・)