みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
缶コーヒーといって思い出すのは、どんな缶コーヒーですか?
色々あると思いますが、僕が小学生の頃は「UCC ミルクコーヒー」が定番でした。
コーヒーとはいえ、ミルク色の甘いコーヒーは子供にも美味しく飲めました。
缶コーヒーというよりは、コーヒー牛乳に近い感覚で飲んでいたような気がします。
その発売元であるUCC上島コーヒーが、1969年に発売した「世界初」の缶コーヒー「UCCコーヒーミルク入り」の復刻品を数量限定で発売するということです。
この缶コーヒーは1970年の大阪万博会場で販売して大ヒットした商品なんです。
これをきっかけに缶コーヒーが日常生活に定着することになったといわれています。
缶コーヒー誕生のきっかけは、UCCの創業者である故上島忠雄が、駅の売店で瓶入りコーヒー牛乳を飲んでいたときのことです。
列車のベルが鳴り、飲み残しの瓶を店に返さなければいけませんでした。
その時に思ったのが、
「いつでもどこでも手軽に飲めるコーヒーは作れないだろうか・・・」
ということです。
そこで思いついたのが「瓶を缶にすること」だったんです。
「必要は発明の母」ということですね。
言われてみれば簡単のことかもしれませんが、なかなか思いつくものではありません・・・
そして、今回開幕する大阪・関西万博に合わせて復刻し、あらためて缶コーヒーへの関心を高めてもらいたいということなんです。
ちなみに今回の希望小売り価格は135円ですが、1969年発売当時の価格は70円だったそうです。
「思ったよりも高い」と思いましたが、今まで無かったものを作ったんですから、安いと言った方がいいですよね!
パッケージや味の変更などを含めて現行は10代目にあたり、発売から約160億本も売り上げているんです!
今ではブラックコーヒーばかり飲んでいるので、この復刻するミルクコーヒー缶を飲んでみると、たぶん甘いと感じることでしょう・・・
でも、なんだか昔を思い出させてくれそうですね・・・